第11章 春が来りて 後編 お相手:冨岡義勇
深い口付けをして息が
出来なくなるくらいだったから
それ以上 急いで進むのも躊躇われる
「だ、大丈夫ですから。続けて下さいっ!」
クイッと顎を引かれて
再び唇を塞がれると
さっきまでのはかなり手加減を
されていたのだと感じるくらいに
激しく口の中をかき回されてしまって
「はっ、ふっ…んっ…んんっ」
声を出すつもりなんて
無いのに
声が自分の口から漏れてしまって
自分でもこの声が
自分の声なのかと思うくらい
聞いた事の無いような声が漏れる
ツウッと義勇の手がみくりの胸から
腹を滑って寝間着の帯に当てられて
シュルシュルと帯を解かれる音がして
「ぎ、義勇さんっ!」
と上から義勇の手を思わず
押さえてしまった
「脱がせないと、できないが?」
そ それは確かにそうなんだけども
「でも、脱がされたら…見えてしまいますっ」
「着たままがいいのか?」
脱がすなとこっちが言ったから
脱がさないでするのかと聞かれてしまって
「恥ずかしい……のか?」
と義勇に聞かれて
こくりとみくりが頷いた
「それに……身体には傷が……」
「俺達は鬼殺隊だ、
身体に傷くらいある。当然だ」
身体にある傷の事を打ち明けると
それは鬼殺隊である証だと
義勇が言って
寝間着の合わせを開かせて
左右に開けられて
みくりが自分の胸を手で覆って隠した
その覆って隠した手の上に
義勇が手を重ねて
私の手の上から胸を揉まれる
「お前は俺に、
触って欲しいとは…思わないのか?」
直接義勇に胸を触られるのを
想像してしまって
自分の胸を覆っていた手を
みくりがそっとどけて
その様子を見ていた義勇が
満足そうに笑うと
「いい子だ」
とみくりの頭をよしよしと撫でた
ふっくらと盛り上がった形のいい胸をしている
大きさは俺の手に収まる
丁度いい大きさで
しっかりとした張りのある胸をしている
その先に付いている
色素の薄い小さな先端をそっと撫でると
みくりが体を跳ねさせた
「あっ、ん、んっ、はぁ、……んんっ」