第43章 3度目のバレンタインデーは…前編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
寝室に入ると
あのにやけ顔の箱と目が合った
あのにやけ顔の箱を見る度に
またAmazonで買い物したの?
貴方も好きよねぇってあの箱に
笑われている気がするのは
きっと私だけじゃないはず
で どうして同じ日に届く
Amazon在庫の商品が
こうして箱3つで届くのかな?
別々の倉庫発送だから??
今 私は あのにやけ顔×3に
笑われてる状態なのだけども
ああ ダメだ
こんな事をしてる場合じゃなかった
彼がジムに行ってる間に
これの中身を包み直さないと…
後…あれは確か
充電をしないといけないはずだから
今の内にちょっとだけでも
充電して置かないと
みくりがその3つの箱から
お目当ての物を取り出して
その外包をしばらくじっと眺める
「ピンクのも可愛かったけど、
赤も可愛いな、昔こんな香水あったな。
今もあるけど…、ハートの形のやつ」
箱から充電コードを引っ張り出して
そのハートの入れ物に差し込んで充電する
このハートの赤い 一見すると
美顔器か脱毛器みたいな見た目のやつは
所謂 大人のオモチャなのだけど
えっと 名前 ハートの形してるから
何とか ハートだった様な
エンジェルハート??
それは あの これに似た様な
見た目の香水の方だ赤い奴
ああ 箱見たらいいんだ
きっと名前書いてあるはず…
キスハートだ
名前も可愛いけど 見た目も可愛い
言われてもアダルトグッツには見えないな
これを買ったのは
ハート型してるからバレンタインぽいし
前にちらっとそう言うの使ってみたいって
漏らしてたのを記憶してたからで
どうしてコレにしたのかと言うと
これは 所謂中に入れる感じじゃなくて
押し当てる感じのだから…
抵抗…ないかなぁって思ったんだけども
後 前にSNSで話題になった
吸うやつと同じ会社の製品で
ここの会社のアイテムはどれも口コミが
なかなかに高評価だったから…
「っと、こんな事してる場合じゃないや
他のも、ラッピングしないと」
正直な所 ここまで揃えなくても
良かったんじゃないのか…って
不安だったりもする
それもこれもみんな
杏寿郎が前に
『偶には、君からアグレッシブに
求められてみたい物だがな…』と
のたまったのが原因だったりする