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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第43章 3度目のバレンタインデーは…前編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ


コトンと醤油とポン酢を
両方テーブルに置いて

「あっ、そのポン酢、
果肉が入ってるカボスの生絞りのやつ」

じっと視線を向けられてるのを感じて

「ちょっと待ってなさい」

そう言ってみくりに
醤油を小皿に入れるのを止めると
長方形の間仕切りの付いた薬味皿を
自分とみくりの前に置いて

「杏寿郎、これは…つまり、
味変が楽しめると?」

「いや、君がポン酢も捨てがたいって
顔をしてたから、両方がいいのかと
俺は思ってだな…、って聞いてないのか」

あーんと嬉しそうな顔をしながら
牡蛎を頬張っている姿を見ていると
まぁ用意して良かったなぁと思ってしまう

「まぁ、大体次に君が聞きたい事は
分かるから、先に言うが…、
これに使ったレモンの残りなら
冷蔵庫のチルドルームに入ってるが?」

「えっ、まだレモンの話…してないのに?」

そう私はまだ この牡蛎の
レモン漬けに使ったレモンの行方は
彼には聞いてないのに

先にレモンの残りの在処を
言われてしまって
これじゃあ私がレモン欲しかったの
杏寿郎に丸わかりじゃん

「君が炭酸水にレモン入れるのが、
好きな事位知ってるからな。
ポッカレモンよりも、フレッシュな
レモンがいいって何度も言ってただろう?」

そうレモンについて
呆れ気味に杏寿郎が言って来て

そうか 自覚…してなかったけど

そんなにレモンの事言ってたんだ 私


夕飯を済ませて 片付けは慎んで
こちらからすると申し出た

私が洗い物をしていると
リビングで寛いでいた
杏寿郎が時計を見て時間を確認すると

「今日は定時に帰れたから、
時間があるな…、腹ごなしにジムに
行って来てもいいか?」

家の近くにと言ってもちょっと距離があるけど

杏寿郎からしたらジョギングするついで位の

距離の場所に24時間営業のジムが出来て

こうして暇を
見ては行ってるみたいだけど

「はーい。その間にこれしながら。
お風呂用意しておくから、
行って来てくれていいよ」

「ああ、遅くなりそうだったら
先に風呂を済ませて置いてくれるか?」

「うん、分かった。
行ってらっしゃい、杏寿郎」

バタンと玄関のドアが閉まって

彼が出て行ったのを確認すると
洗い物はそこそこで食洗器にお任せして

お湯張りのボタンを押すと

そのままみくりは
寝室へと向かった

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