• テキストサイズ

ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第43章 3度目のバレンタインデーは…前編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ



「今日の夕飯は、ガパオライスと
バーニャカウダだが…。
あの前に、食べて美味しいって
言ってた、フォアグラのパテの
オレンジのがあっただろ?あれを…」

洗面所に向かったはずの
みくりが戻って来て

「ええ?アレ?また買ってたの?」

それは聞いてないと言いたげに
手を洗いに行ったのを
忘れて杏寿郎の前まで来て

「ああ、君が心配してるのは
バゲットがあるかどうかか?
ちゃんと、バゲットも駅前の
パン屋で買って来てるが?」

「何でそんな事するのぉおおっ、
杏寿郎さん、今日何曜日だと
思ってるの?貴方様は」

「今日は、水曜だが。
別に、食事時にワインをグラスに
一杯飲む位の贅沢は許されてると思うが?
あの、グラス。使うだろう?」

杏寿郎があのグラスと言ったので
前にクリスマスに買った
バカラのグラスを思い出した

「ねぇ、杏寿郎…ワインは
家にあるやつだよね?」

そう洗面所の入り口の辺りで
みくりがその答えを聞くまでは
動けないと言いたげに質問をして来て

「無論、白だが?」

そう杏寿郎が答えて

「異論は御座いません、杏寿郎様」

そうみくりが深々と
杏寿郎に頭を下げると

「うむ。そうか、なら安心した。
君は手を洗って着替えて来なさい。
ああ、部屋にさっき君宛の、
荷物が届いてたから置いて置いたぞ?」

荷物と言うワードが
俺の口から出た途端に
顔に動揺が現れたから

何かしら俺に内緒にしていた買い物…

だったのだろうけども

今日だって… 俺よりも先に
会社を出たのは知ってたりする訳だし

この数日の 不可解な行動も

何となくだが理由は察してはいる


夕食を食べながら

ワインも1杯だけと言いつつ
明日も仕事があるんだし

2杯目を飲んでいた頃に

「ああ、そうだ。忘れる所だった。
今日は、生食出来る牡蛎が売ってたから、
レモン漬けにしてたんだが…もう
いい頃だろうな、食べるか?」

「ちょ、杏寿郎。今日って何かの
日だった?サービス良すぎじゃない?」

立ち上がって冷蔵庫の前に
立って居た杏寿郎が
冷やしていた生ガキを塩で揉んで
レモン汁で漬けた物の入った器を
冷蔵庫の中から持って戻って来て

「醤油か、ポン酢は要るか?
ああ、後、ワインのお代わりもだな」


まだ 旦那さんじゃないけど

私の旦那さん有能すぎ


/ 4730ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp