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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第42章 スルタンコラボ企画 上編 お相手:冨岡義勇



見に行くと言うのは
何を見に行くのだろうか?

「見に行く…と、仰られますのは
何ににありますでしょうか?」

「ヤシの木にヤシの実が
なって居る所だ…、海もな。
っと、少し寄りたい場所があるんだが…」

このままでは夜が更けて
王宮へは深夜になりそうだが

「どちらにありますか?」

「…が、深夜近くまで移動するのも、
負担になるか…。街道は
ここまでくれば、夜も……明るいが。
そうだな。王宮へは鴉を飛ばす。
みくり。今夜はここで泊る」

「大丈夫にありますのでッ。
私の事でしたら、お気になさらず。
お急ぎ頂いて…もッ」

ふわっと 頬に何かが触れて

顔に掛かっていた
みくりの髪を義勇が除けると
じっと顔を見つめられてしまっていて

ドキドキと心臓が騒がしい

「顔色が悪い。疲れてるのだろう?
無理は良くない…、今夜は休め」

「あの、しかし…寄りたい場所が
義勇様にはおありだったのでは…。
ありませんでしたか?」

「寄りたい場所はあるにはあるが。
明日の朝でもいいからな」

そう言って 義勇は
今夜の寝床となる
宿屋を探し始めてしまって

まさか…いや でも
義勇様に限っては…そんな 

方法…は 菜々緒姉様に聞いたけど…

その 内容が……今夜……??

適当な宿屋が見つかったようで
義勇が馬を置き場に括り付けると

下から みくりに手を伸ばして来て
その手を借りて 馬から降りて

地面に立った その瞬間に

どっと身体が重くなるのを感じて

自分が馬に乗って居る間に
身体のあちこちに無意識に
力を強く 入れてしまって居たと
言う事実を思い知らされると共に

自分でも自分が疲れているかも
自分ですらも気が付かない様な
そんな状態だったのだと気が付いてしまって

「少しだけ、ここで待ってろ」

しばらく外で待って居ると
義勇が戻って来て

「部屋は空いてる、ここに泊るぞ」

長い距離の馬になれていない
私に気を遣って下さった様で

義勇の後にみくりが続いて
その宿屋の中に入った


「本来なら、部屋は分けるべきだが。
ひとりで泊らせる訳に……もな、
宿屋と言えど、
物騒な話がないわけでもない」


案内された先は
独立したベットルームを持つ部屋で

「すいませんっ、義勇様。私が
馬に慣れていないばかりに…」





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