• テキストサイズ

ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第42章 スルタンコラボ企画 上編 お相手:冨岡義勇



※本来であるなら羊の出産の時期は
2月~3月の辺りですが、馬乳酒の
シーズンと出産の時期が異なります。
が、こちらの世界の羊は特に
特定の時期に
出産をしない事にして置いて下さい。
でないと、両者を両立できなくて。

ーーーーーーーーーーー





みくりと小野寺の
弟と妹達もその羊の群れの中を
ぐるぐると移動し始めて
何かを探している様だった

「萌香、悟、お腹に赤ちゃんが
居る子達はこっち、そうでない子はあっち」

「男の子と女の子に分けようか?」

「悟よりも、私の方が早く
見分けられるもん」

「俺の方が、早いし。
萌香には負けないかんな」

そうみくりと小野寺の声かけで
まだ幼い弟と妹が凄いスピードで
羊の選別の作業を始める

その様子を杏寿郎が眺めていて

「これは驚いたな、
まだ幼い兄弟達も、既に目利きなのだな」

杏寿郎と義勇の前をヨタヨタと
まだ頼りない足取りで
一番下の弟の卓が二人の前に来て

にこっと屈託のない笑顔を見せる

その手には兎の人形を持ったままで
その愛くるしい姿に自然と
義勇が口元を緩ませていて和んでいると

「卓、こっち…来て。
この羊のお腹触ってみて…」

みくりが自分の足元に居る
一匹の羊の腹を触る様に
小さい弟に促して
そっとその小さな手で大きくなった
羊の腹をナデナデと撫でる

「赤ちゃんが居るの?」

「そう、赤ちゃんが居るの。
他にも赤ちゃんが居る子が居るけど、
その中でもこの子は特別な子」

そう言ってみくりが
小さな卓の手を取ると

「ここ、触ってみて硬いでしょ?」

「ホントだ、硬いねぇ」

「これがお腹の中の赤ちゃんの頭ね、
ここと、ここ、それからここにある。
卓、分かる?
この子は赤ちゃんが3匹居るの。
だから、この子は一番気を付けて
見てあげないといけない子…」

そうみくりがまだ幼い弟に
羊の管理の注意点を説明する

「大体、1匹か2匹の事が多いから。
3匹も居る子は珍しいもんね」

そのみくりの説明に
小野寺が付け足す様に言って

「じゃあ、姉ちゃん達が
家出て行ったら、俺が夜の見回りするよ」

そう悟が夜の2人の仕事を
自分が請け負うと言い出して来て

「アンタ一人じゃ、無理よ。
悟、私も手伝ってあげる」



/ 4730ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp