第41章 二年えっちするだけの話 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「だが…、だったら
夜に2回とか3回になるが。
それは、君も
了承済みと言う事でいいんだな?」
「え?でも…今その、ホテルに行って
1回してもだよ?夜が2回になるとか
だったら、同じじゃないの?」
そう言ってルームミラーで
運転席の彼の顔を確認すると
「いや、それは違うだろ。
それに今は、昼間だからな」
「昼間って言っても、あんな所
完全に遮光されてるし、暗いじゃん」
明るさの事の問題なのかと
みくりがそう返答を返すと
はぁーっと杏寿郎がため息をついて
いつも夜にする時でも
明るくしたがるから
てっきり 明るい時間なのが
いいのかと思ったんだけど
それはどうやら 違っていた様で
「それは、違うな。みくり
こんな真昼間に、事に興じていると言う
その状況がいいんだろう?」
「はいはい、杏寿郎は
ちょっと変態って感じで、
処理してもいい?」
ちょっとキツく
言いすぎちゃった…かな?
あれから何も言わなくなっちゃったし
いやでも お昼間にするから
燃えるって意見には同調は…できない…し
私は する…んだったら
その やっぱり 夜の方がいいし…
時々こんな感じに
お互いのしたいなってタイミングが
合わない時とかは あるんだけど…
みくりがちらっと
運転している杏寿郎の横顔を見ると
こっちからの視線なんて
まるで気にしてないと言いたげな顔をして
澄ましたような顔を彼がしていたから
多分 杏寿郎の事だから
涼しい顔して 拗ねてるのかも
知れないなぁと思ったから
あんまり 気乗りはしないんだけど
こっちから…杏寿郎に
ちょっかいを…出してみようかな?
「ねぇ、杏寿郎。怒ってるの?」
ツンツンと人差し指で
運転している彼の頬をつついてみる
「別に、怒ってはいないが?
どうかしたのか?」
ツンツンとそのまま
肩の辺りをつついてみる
「だったらさ、拗ねてる…とか?」
「………り」
肩の辺りとつんつんと
つついていた指先をみくり
そのまま上腕に滑らせて行く
「ねぇ、聞こえなかったんだけど?
杏寿郎、今、何て言ったの?」
それでも 彼からの返事はない
仕方ないなぁ
みくりが運転席の方へ
自分の身体を寄せて
杏寿郎の耳に口を寄せると
「ねぇ、聞いてる?」