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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第39章 今年のクリスマスは お相手:煉獄杏寿郎 ※裏なし 現パロ



「ああ。これ…?うん、だっていつもと
同じグレードじゃダメかなって」

「それに…、グラス……今日の為に?」

ギュッと後ろから抱きしめられて
耳元をくすぐる彼の声が心地いい

「うん……、前に杏寿郎言ってたでしょ?
本当にいい物を使うと、心が豊になるって」

「そうは言ったが。まさか君が
バカラグラスを用意してくれるとは
思ってなかったからな、
驚いた。ありがとう。みくり。
これは、君のお気に召すだろうか?」

そう言ってある物を
杏寿郎がみくりの手に持たせて来て

ずっしりと重たいそれは
すぐにワインの瓶だと分かったのだが

「杏寿郎も、シャンパン…
買って来てくれてたの??」

「いや、俺が買ったのは
シャンパンではなくて、
スパークリングワインだがな。
でも、只のスパークリングワインじゃないが。
裏のラベルを見てみるといい」

裏を見る様にと促されて
みくりがそのボトルを裏返すと

そこに書かれていたある表記を見て

興奮気味にこちらを振り返りながら

「ちょっと、コレ。杏寿郎。
ロゼのスパークリングワインじゃない!
私が、ロゼワイン好きだから?
ロゼのスパークリングワインにしてくれたの?
今日が、クリスマスだから??」

「だが、君が用意してくれた方が
いいシャンパンだろう?だったらそれは
正月にでも置いて置いてもいいが」

「ヤダっ、こっちがいい。
こっち飲みたい。
これ、美味しく飲めるいい方法あるの」

とりあえずシャワーして来てと言われたが
その前にバカラのグラスを開けたいと
そう申し出て来て

2人ならんでソファに腰を降ろして
バカラのグラスを箱から取り出して
そのグラスを眺めているみくりに

「折角、君が買ってくれたグラスがあるし。
これからは、宅飲みが捗りそうだな」

「うん、そうだね。それもいいかも……
折角買ったから、これ使いたいしね」

そう言ってグラスを見ていた彼女が
俺の方に視線を向けて来て

「みくり。その…今日はすまなかった」

「ええ。いや、いいよ、仕事なんだから
仕方ないでしょ?でも、早く戻って来て
くれたからいいよ、……怒ってないよ?
お腹空いちゃったし、食べない?」

「ああ、そうだな。じゃあ、
俺はシャワーをさせて貰って来るとしよう」



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