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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第9章 酒に呑まれる夜 お相手:不死川実弥


部屋に戻って寛いでいると
熱燗を3本持って 旅館の人が届けに来た

「あー、確か、
冷だったな。お前は。冷も頼むわ」

と届けに来た旅館の人に冷酒を頼むと
届くまで飲んどけと
お猪口に熱燗を注いで
みくりの方へ差し出した

不死川の手からそれを受け取って
自分で自分の分を注ごうとした
不死川の手を止めると
みくりが不死川のお猪口に熱燗を注いだ

「お疲れさん」
と不死川が言って 
お猪口を差し出して来たので
「はい、お疲れ様」
とみくりが返して
お猪口をチョンと合わせて乾杯する

グイっと二人で一気にそれを煽ると
お互いのお猪口に新しい熱燗を注ぐ

しばらくすると
旅館の人が二人で飲むと思ったのか
小さ目の2合ほどの瓶の冷酒と
それ用の小さ目のグラスを
二つ持って来てくれて
この辺りの酒蔵の地酒だと説明してくれた

みくりがグラスに冷酒を注ぐと
不死川に差し出して来て

「地酒だって、
この辺りは水も綺麗だし。飲んでみたら?」

「まぁ、俺もあんま熱燗飲まねぇお前に、
飲ませたしなぁ。俺ァ冷酒はそんなに、
飲まねぇが…」

口ではそう言いつつも
みくりの手からグラスを受け取って
みくりが自分のグラスを上げたので
何も言わずに もう一度 グラスで乾杯をした

キリっとしたやや辛口の地酒で
すっきりとして飲みやすい

ああ これは飲み口がいいから
飲み過ぎるやつだな……

「悪かねぇな……」
「うん、そうだね。飲みやすいね」

みくりの視線を
感じて不死川がみくりの方を見た

「ん?何だァ?俺の顔になんか、付いてっか?」

顔になにか ついてると言うよりは
かなり着崩した 浴衣姿の不死川は
前も肌蹴ていて その上
片膝を立てて座ってるので
合わせの間から
太ももの辺りがチラチラしていて

「不死川君さぁ……」
「なんだよ?」

「無防備過ぎない?
見え過ぎてる感じするけど……?」
「あん?俺は男だぞ?
見えてもどうだっていーだろーがよ?
それとも、もっと…見てぇのか?俺の……身体が」
「見たいって言ったら、見せて貰える感じなの?」

とあんまり いやらしい意味もなさそうに
みくりがグラスの冷酒を飲みながら言った




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