第35章 絶対君主の言いなり お相手:煉獄杏寿郎 R-15
※ちょっとグロイかも知れません
「バレてない…とでも思ったか。
さっさと、出ていけ。俺は愚図は
嫌いだ、何度も言わせるな……。
俺は出て行けと言っている」
そう言ってその女の後頭部と
掴んだままで伊黒が揺する
「……ック、ククククッ……
フハハハハッ、アハハ!アハハッ」
女が後頭部を押さえられたままで
突然気でも触れたかの様にして
大きな声で笑いだす
その金切声の様な笑い声に
伊黒がイライラと焦燥感を募らせる
「笑っている場合か?ふざけるな!
俺は、出ていけと言ってる。何度も
同じ事を、言わせるな。俺を
煩わせるな、鬱陶しい。
使いたくはなかったが、そっちが
その気なのなら、こっちも
それ相応の考えがある……鏑丸」
そう伊黒が自分の首に巻きついて居る
白い蛇を呼ぶと
シュルッっと伊黒の腕を蛇が移動して行って
その女の喉に絡みつくと
ギリギリとその首を締め上げて行く
「ぐっ、…あっ、うう゛っ、……あ」
空気の通り道を塞がれて
締め上げれると共に顔が赤く染まって行く
吸う事も叶わないが
女が金魚の様にして
空気を求めてパクパクと口を開くと
キュポンッ
手に持っていた小瓶の栓を抜いて
その中に入っている
臭気のある液体をその口に流し込んだ
そのまま伊黒が女の顎を押さえて
液体を吐き出させない様にすると
「もういいぞ、戻れ、鏑丸」
女の首を締め上げていた蛇に
向かって伊黒がそう言った
その声に応えて 白い蛇が
伊黒の首に戻る
ガクガクと女の身体が震えだして
ブクブクと口から泡を吹きだし始める
目の焦点も合わずに虚ろな目をしており
大きく飛ださんばかりに
その目を見開くと
ぐりん ぐりんと…
黒目がスイングする様に動き出す
その様子を伊黒は
動揺する様子も全くなく
静観していた
「もう…そろそろ…頃合いか?」
その伊黒の言葉を皮切りにする様にして
ゲホゲホと咳き込みながらに
嘔吐き始めた
ゴボッ……っと勢い良く
その口から吐物が吐き出されて
ビシャっと床に広がった
その中にある 蠢くそれを
伊黒が自分の口元を押さえながら
見下すような汚物を見る様な視線を向ける
うぞ うぞと
それが行き場を失って這いずり回る
その様を見ていると
踏み潰してやりたくなるが