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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第34章 眠れぬ夜には…… お相手:煉獄杏寿郎 ※裏なし


頬杖をついてこちらに視線を
向けている杏寿郎と目が合った

まるで 妹か何かを見るかのような
そんな穏やかな視線を向けられていて

「俺から見れば、
まだ子供みたいな物だがな…」

「そんなっ、年齢なんて
二つしか違わないじゃないですか」

「雷は…何故、
苦手なんだ?音か?光か?」

そうみくりに雷が苦手な
理由を確認して来て居て

「夢を…見るから…。雷の夢を…」

「要するに、悪夢と言う事か?」

何かを考えているのか
自分の顎に手を添えながら
うーむと唸り声を上げていて

「なら、俺が添い寝をするとしよう。
これで、解決だな!君は安心して
休むといい。俺は君が休んだら休むからな」

そう言われて
隣の布団に師範が居るんだけど

この人は…一体何を考えているのか

正直 時々分からない時がある

まぁ これは完全に異性としては
見られてないと言う意味なのだろうけど

想いを寄せて居る こちらとしては
当然複雑な心境になってしまって

雷どころの騒ぎではないし
休んでいいと言われても
目が冴えてしまって眠れそうにない

「眠れなさそうか?」

その私の様子に気付いていたのか
そう隣から声がして来て

「ええ。目が冴えてしまった様です」

「そうか!眠れないのだな。
なら、俺が子守歌を歌ってやろう!」

師範の子守歌…
師範が歌っている所は

聞いた事がなかったな…

歌……上手いのかな?師範……

声質は 良いから…
しっとりと歌い上げてくれればと
思ったがすぐに嫌な予感がして来て

正に その みくりの嫌な予感の通りに

全力の子守歌を聞かされて
いや 歌自体は下手ではないのだけども

とにかく声のボリュームが大きすぎる

「っと、眠れないのか?
みくり。俺が子守歌を歌うと、
弟が目を醒ましてしまうと
いつも母上に怒られてしまって居たのだが…。
俺の、子守歌では……眠れそうにないか?」



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