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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第33章 絶対君主のお気に入り お相手:煉獄杏寿郎 Rー15


眠ると言うのは
一番無防備な姿を晒すと言う事になる

例え妃の前であったとしても
それは……安易にはするべきではないのに?

「君は……、俺を殺すか?
それは、君が誰かが仕向けた
俺を暗殺する為の刺客だったのなら
問題になるだろうが……」

「ですが。スルタン…は
眠りの中で太陽と
交信するとされているのですよ?
国の王の証と共にご自身の
寝所でお休みになりますのがしきたりで……」

聞きたくないと言いたげな
顔をして自分の指で耳を杏寿郎が
塞いでいるのが見えて
グイっとその手首を掴んで引っ張って
耳を塞いでいる指を外すさせる

「私の話を……
お聞きになられているのですか?スルタン様」

「いや、聞こえないな」

じっとその赤い瞳がこちらを見ていて

「一緒に寝ようと俺は言ってるんだが?
なに、夜明けには自分の部屋に戻る。
俺がここにいる方が…、相手も動けまい」

その言葉にドキッと胸が跳ねた

そうだった 暗殺されるかも…知れないの

私だってすっかり忘れてた

「あの…スルタン様」

「返事はせぬぞ?」

とそっぽを向かれてしまって

「あの、杏寿郎」

「どうかしたか?みくり」

「貴方様に物を強請りたいのですが……、
ここでそれを手に入れるのはどうにも
困難を極めますので…」

「護身用の短剣か?後宮は武器は
持ち込めぬからな…。だが相手が
丸腰…とも限らんしな…用意させよう。
それにしても、色気のないおねだりだな…」

つまらなさそうにそう言われてしまって
色気のあるようなそんな
おねだりをしてみなさいとでも

言われている様なそんな気がしていると

「そんな離れた所で寝るつもりか?」

側に来いと促されてしまって
身体一つ距離を詰めて
隣の少し距離を取った場所に移動する

不満そうな顔をしているので
更に距離を詰めて
ピッタリと寄り添う様にして
横になると
よしよしと大きな手で頭を撫でられて

「もし……、その募りがあるのなら
指南役を用意するが?」

「指南役?」

「夜伽の指南役だ。白薔薇と赤薔薇、
それに牡丹と、鈴蘭、菖蒲も、君の
指南役を買ってくれるそうだぞ?
特に……、白薔薇と牡丹が……かなり
乗り気だったが?君にその気があるなら
……頼まなくもないが……俺としては…」

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