第33章 絶対君主のお気に入り お相手:煉獄杏寿郎 Rー15
つん…っと
ほんの微かに軽く
指先がその部分に寝巻の上から
触れた……だけなのに
それだけなのに
「ひゃぁ、んっ…、ふ、はぁ……」
触れられた場所が
痺れて 身体が震えた
「……感じ易い…様だが……。
軽く触れただけだぞ?みくり」
そうなのだ
確かに杏寿郎は軽く
ほんの軽くだけ…
胸の先に触れただけなのだ
「耐えられそう…か?俺は今から…
君のここを…摘まんだり、引っかいたり
する…つもりでいるんだが?」
そうされると…どうなるのだろうか?
私は経験が…ないから
そうされてどうなるのか
想像も付かないのだけど……
「その顔は……、
意味が分からないと言う顔だな。
無理もないか。なら…、少しずつ…
君の身体で確かめてみるとするか……」
そう言って杏寿郎が
ツンとさっきと同じようにして
寝巻の上から胸の先に触れて来て
さっきはすぐに指を離したけど
今度はそうする様子はなくて
その先の部分を乳房の中に
沈め込むかの様にして押し込んで来て
「んんっ、……あっ…」
そうしてたかと思ったら
今度はそのまま指先で
小さな円を描かれて弄られる
「ふぁ、……ん、やっ…ん」
「いい、反応……だな。
こうされるのはどうだ?」
布越しにその部分をカリカリと
爪でひっかく様にされると
「あぁんっ、はぁ、んっ……」
こうされたら 胸の先の所……熱い……
ただ 熱いだけじゃなくて…
胸の先の所… 触られてるのに
なんだか…落ち着かなくなって来てしまって
自分の両膝を擦り合わせてしまっていて
何故だが分からないけど
杏寿郎はその私の様子を満足そうにして
見下ろしていたので
ますます 分からなかったのだが
ふっと私の顔を見て笑うと
「君の身体の反応と、…その
顔を見てる限りは、まだまだ…だな」
「まだまだ……と、申されますのは?」
ベロリと喉元から首に舌を這わされて
ビクッとみくりの身体が跳ねる
耳元に熱い吐息が掛かって来て
鼓膜が震える痺れまで
甘い物に変わって行くのを感じる
「子供だと、……言ってるんだが?」
「どうせ私は、子供ですよ!
悪かったですね。お子様でっ」
キュっと胸の先の部分を
摘ままれてしまって
「んっ、あっ、……はぁんっ」