第8章 愛し合いっこ お相手:冨岡義勇
もしかして洗い合いっこすると言いつつも
玄関でそのまま なし崩しになるのでは?
とみくりが心配していると
フワッと突然抱きかかえられて
お姫様抱っこをされる
「ぎ、義勇?」
「風呂だ」
「あ、ああ、お風呂ね…洗い合いっこする?」
「ああ、する」
そう言って笑った笑顔は
素直に嬉しそうだったので
今日は彼の そんな気分に私も
付き合いたい気分だった
脱衣所まで彼に お姫様抱っこで運ばれて
彼が脱がせて欲しそうにしてたので
その着物を脱がせると
義勇が少し恥ずかしそうにしていたので
褌の下で 主張しているその部分に
みくりが手を伸ばそうとしたのを
義勇に止められて
「それは、ダメだ。
まだ……俺が、脱がせてないからな」
義勇に着物を脱がせてもらって
文字通り 脱がせ合いっこをすると
一緒に風呂に入って
石鹸を泡立てるとお互いの身体を洗って
洗い合いっこをした
となると 後は触り合いっこをする 訳で
ギュッと義勇に抱きすくめられて
それに応じるようにして抱き返した
首筋に舌を這わされると
「あ、んんっ、……はぁ、んっ」
甘い痺れが首を走って行く
その舌が首筋を降りて行って
また上がってくるとみくりの耳たぶを這った
「ぎ、義勇……」
「どうした?」
「私も……、義勇にする」
自分がされた事をそのまま返すようにして
義勇の首に舌を添わせて舐めると
その舌で義勇の耳たぶに這わせた
「……んっ」
声を顰めて 義勇が漏らした吐息にも似た声が
何とも言えない色香を含んでいて
堪らなく色っぽい
義勇 耳…気持ちいいのかな?
そのまま舌で耳の輪郭を撫でるように舐めて行く
縁を舐め上げて そのまま中へと進めると
「した事を、そのまま返すがいいのか?」
といつもより低い声で聞かれて
ドキドキと胸が跳ねてしまう
こう言う時の義勇の声が 好きだし
そう言って 耳を舐め返されてしまって
義勇の手がみくりの胸を揉む
下から上に持ちあげるように揉まれて
「義勇?ねぇ、お布団は…?」
「寒いか?」
「お布団行こ?」