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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第8章 愛し合いっこ お相手:冨岡義勇


ガッと二人の男の手首を 片手でそれぞれに
義勇が掴むと 二人の男の体が宙を舞う

「ちょっと!義勇君っ!
投げたらダメじゃないのーー!」

「悪い。みくり、もう投げた後だ…」

としれっと言われてしまって

「何も、投げなくても……」

と言いつつも義勇の手を引いて
騒ぎになる前にこの場を離れようと
走り出した 
それも常人の目には見えない速さで

「折るつもりだったが、
怒られると思ったから……」

そう ぽつりと義勇が呟く様に言って

「折るのはダメ」
「だから、投げた。いけなかっただろうか?」

「折るよりはいいけど、
そっちも、あまり良くはないと思うけど?」

「そうか、すまなかった。帰るぞ、みくり」

引いていた手を逆に引かれる形になると
義勇に手を握られて そのままドンドンと
手を引かれて行く

ちょ ちょっと速くないかな?

早駆けしてまで
家に急いで戻る必要があったのかな?

「………みくり」

沈黙を破るように 義勇がみくりを呼んだ

門をくぐって
戸を開いて玄関をくぐると

「触られたのは、尻だけか?」

とじっと目の奥を見つめられてしまって
ドキリと胸が跳ねてしまった

義勇君に こんな顔が出来たのか…

スルスルと両手を腰に回されて
腰に回された手で体を引き寄せられて
胸と胸がぶつかる

そのまま腰の手が お尻まで降りて来て

義勇が両手を
みくりの尻を包むように広げると
その手でお尻を撫でられて
そのまま揉まれる

「ちょ、ちょっと、義勇君?
撫でられただけで、そんな風にされてないし、
揉まれたりしてないから!」

「みくり、俺の方を…見ろ」

え? 見ろって 言われてる

義勇が命令形で喋るのなんて
聞いた事なくて

堪らなく男らしいと感じてしまって
言われるままに 義勇の顔を見つめると

「俺は……、嫌だった。アイツがみくりに
触った時、腕をへし折ってやろうと思った。
だが、そうしたらお前が怒ると思ったから…我慢した」

そう話す 顔は物凄く悲しそうで
見てるだけで
何とも言えない気分になってしまって

ギュッと義勇に抱き付いて
よしよしとその頭を撫でた
両手を義勇の頬を包むようにして添える

「うん、ありがとうね。
義勇君、……我慢してくれて」
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