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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第8章 愛し合いっこ お相手:冨岡義勇


その日は
ふたりで居酒屋にお酒を飲みに行って

美味しいおでんと 彼の好物の鮭大根が
有名なお店だったから
いつもはそんなに 沢山飲まない義勇が
いつもよりも 多めに飲んでいたので

このお店を教えてもらって
一緒に来て良かったなぁと
みくりは考えていた

会計を済ませるので
待っていて欲しいと言われて
みくりは狭い店の中で待っていたら
他のお客さんの迷惑になると思い

店の外で
義勇が店から出てくるのを待っていた

『あれー?もしかして、
こんな所に立ってて、立ちんぼとか?』

酔っ払いがみくりに下品な物言いをしてくる
せっかくいい気分だったのに
台無しにされても 困るのだけども
あまりムキになって口論したりもなぁと
どう相手にするか思案していると

その 酔っ払いの隣にいた男が
まぁ そっちもかなり
酔っ払いであるのは確かだが

『俺達が、買ってやろうか?いくら?』

「いえ、私は連れを待っているので、
立ってないですから」

『顔も可愛いし、身体も……良さそうだし、
弾んであげるけど?どう?』

手で輪っかを作って みくりの前に見せる

「私は、そう言った事はしてませんので」

『姉ちゃん、良い胸してるねぇ、
でも尻もいいじゃん』

サスッと男にお尻を撫でられて

どうしようかと思っていた時に

男の腕を義勇ががっしりと掴んでいて


「お前達、俺の女に何をしている?」


「義勇君!」

と言うか 義勇が今 私の事
俺の女って 言ったよね? 俺の…

「すまない、大丈夫じゃなかったな。
遅れた…か?悪かった」

みくりの事を庇うようにして
義勇が前に立って

「あ?何だ?兄ちゃん、この姉ちゃんの男か?」
「兄ちゃんの、女、
俺らに貸してよ?いいでしょ?」

今度はふたりの酔っ払いは義勇を取り囲んで
べたべたと義勇の体に触り始めた

「兄ちゃんも、
男だけど、別嬪な顔してんね、あはは」

「どうにも、手癖が悪いようだな。躾けるぞ?」

2人の酔っ払いを鋭い視線で睨みつけながら
いつもの口調からは想像も付かないような
低い声ですごむようにして言った

義勇がこんな声出せるのかと
みくりは驚いていた


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