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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第33章 絶対君主のお気に入り お相手:煉獄杏寿郎 Rー15


間接的にじゃなくて

同じ酒を

直接的に…分かち合う…???

そう言われて

スッと杏寿郎の指先が
みくりの唇をなぞって行く

「あの…、スルタン様」

そう呼び掛けると
杏寿郎が凄く変な顔をして
こちらを見ているのに気が付いた

「そうか…成程。これは手強いな。
この状況で、…言いたい事はなんだ?」

「もしかしてと思いまして、
お尋ねをするのでありますが。
ラッパ飲みと言うやつでありましょうか?
って、あれ?…あ、違いました…か?」

目の前の杏寿郎が頭が痛いと
でも言いたげに頭に手を当てて
はぁーーーと深いため息をついた

「君の父上が、君を後宮入り
させるのに…躊躇した理由が……
俺にも理解が出来たような…気がするからな」

そう一旦言葉を区切ると

「俺が言っている事の意味を分からない…
のだろう?そうか…だが、それはそれで
悪くは…ない」

悪くない…

そう さっきも言われた様な?

悪くないと言うのは

一体何が 悪くないのだろうか

その時 ぐりんと
自分の視界が回転するのが見えて

見上げているのは
部屋の天井で

上から私の顔を見降ろす

スルタンの顔があって

スルタンはお顔が整っておいでであるけど

こうして下から見上げるお顔も

また 整っておいでであられると

感心してしまっていた


しばらくその整った顔を

眉目秀麗とは
この様な人の為にある言葉なのだろうと
納得をしてしまいながら

見ていて……


それから ハッと気が付いた

今の自分が置かれているその状況にだ


これは 私は今

組み敷かれていると言う状況

なのではないか……と言う事実だ


「だが、…君の父上は…
大きな誤算をしていた様だな。
君にそう言った、いろはを
叩き込んでいなかったとしても…」

それは夜の……方の
男性を……喜ばせる手段…の事であろうが

私の父がしていた誤算……と言うのは

「君がそうするのではなく、
俺が君を手籠めにするのであれば……?
その様な知識のあるなしは、
問題ではないのではないのか?」

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