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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第33章 絶対君主のお気に入り お相手:煉獄杏寿郎 Rー15


「はい。確かにスルタン様のお言葉の通りに
小野寺与壱は、私の父にありますが…」

「呼び方を改めろと、言わなかったか?」
「ですので、スルタン様に改めましたが?」

そうみくりが答えて
間違えていたのかと小首を傾げる

「今回の件の責任を…取ると言っていたが。
君に非がある訳でもあるまい?
それに…君は領主の娘だ。何故……
ここで侍女等している?あの家ならば
代々、弓の名手としてこの国の
繁栄に貢献した来た名家だ
……家柄も申し分はない。
従えられる側にもなれるだろうに」

「しかし…、私の責任で椿姫様は…
後宮から出奔なされたのでは…?」

そう申し訳なさそうに
みくりが杏寿郎に尋ねると

「ああ。君はあの
書置きを読んでないのだな?」

「ええ、私が中身を一番に改めてしまっては
その書置きの信憑性が薄れてしまいます故」

成程 中身を入れ替えたと
疑われるのを事前に避けたと言う事か

「後、それから、今は
家督は弟が引き継いでおりまして……、
父はもう数か月病に伏しておりますので」

「それでか?君の父が病に倒れたのが
君がここで侍女をしている理由かと
俺は聞いてるのだが?」

ベットの上でゴロンと寝がえりを打って
こちらへ背中を向けてしまった

「いえ、確かにそれが原因で
家勢が落ちている事は確かにありますが。
私が後宮入り出来ないのには理由が…」

「ああ、見目が普通だからか?」

「いえ、いや、それは…間違いではないので。
否定は致しませんが。弟と私は歳が離れて
おりまして、まだ弟は11にあります。
父は長らく家を継ぐ長男に恵まれぬ事を
悩んでおりましたし。最悪には…それまでの
家督を私にと考えておられたので……」

「成程…、言いたい事は分かった」

こちらに背中を向けていたと思えば
いつの間にかこちらに身体を向けていて

「家督を継ぐ、教育を受け居ていたから。
後宮に入る方の教育は…一切受けていないと……
そう君は言っている…のだろう?違うか?」

そう言ってニッと
含みのある笑みを浮かべた



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