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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第32章 地味な俺の地味じゃない彼女 村田さん



「みくり……。
そう言うのは、女の子の方から
言っちゃダメなやつだから。
俺から、言わせて欲しいんだけど?」

そう言って彼が困ったような
そんな顔をしていたので

「ご、ごめんなさいっ」

「謝らなくていいよ。
ねぇ。みくり。これから……、
その……えっと、
ちょっといやらしい事とか……
しても、いいかな?」

ギュッとみくりが村田の
浴衣を掴むと 困ったような
そんな困惑した視線を村田に向けて

「あ、あの…ッ、ちょっとしか
して貰えないんですか?その…、
いやらしい…事……」

「いやっ、ホラ、あれだ。そう…
あんまりさ、慌てて急がなくってもさ」



「嫌です」



そうきっぱりとみくりが言って来て

「え。嫌って…」

「今日みたいな事、嫌です。
もう、こんな思いはしたくありません。
ですから、……覚悟…してもらいたいです」


ドサッと身体を畳の上に倒されて

上から彼女に見下ろされていて


これ 一体 どんな状況?
何かのご褒美か何か?と

状況が理解し切れずに考えていると

いやいやいや これはダメだろう

と我に返って



「村田さんが……、私の事。
ちゃんと、抱いてくれないんだったら。
私が……、村田さんの事、
抱いちゃいますよ?」


「あ、あの……それ、
本気で言ってたり……する?」


「信じられないですか?だったら…
村田さんは天井の木目でも…見ていて貰ったら」

「分かった!分かったから!
降参だ。言う通りにするから。
それでいいでしょ?」

「はい、よろしくお願いします」


「みくり……」


自分の名前を呼んで来る
彼の目が…変わった

普段の村田さんがする……顔じゃなくて

男の人…の顔 してる…


「その、…ちょっとでも痛かったりとか、
嫌だって感じたら、すぐに言ってくれる?
その…俺…、恥ずかしい話なんだけど。
こう言うことはあんまり…」


あんまり…なのか

ほとんどなのか

それとも 全然なのか…その程度は

私にはわからないけど

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