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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第32章 地味な俺の地味じゃない彼女 村田さん


浴室で身体を洗いながらも
どうにも心が落ち着かないでいて

自分から彼に
一緒に泊まりたいと誘っておいて


緊張してしまっている自分が居て…
ドキドキと今から胸が騒がしい


だって お風呂から上がったらそのつまり

今夜… 村田さんと……その…


男女の…仲に……なるんだ


村田さんと……

お付き合いはしてるけど

口付け以上の事には
全然進んでくれる気配がなくて

子供扱いされてるかなって
女として見られてないのかなとかって

心配してたんだけど……

断れれなくて良かった…な

結婚するまでは……
するつもりはないとか

言われたらどうしようかとか…
思ってたけど 良かった


自分の身体を洗いながら
泡にまみれた自分の身体を見る

でも そう言う事を
する…って事は…

村田さんの手が…

私の身体に 触れ…ッ


それからと 色々と考えていると


いや ダメだダメ

どうしよう どうしたらいいんだろう?


身体っ そうだ 身体!


ちゃんと丁寧に 
隅々まで洗っとかないと


そう思って 自分の身体を
いつもより…丁寧に洗っていたら

ただ 自分は自分の身体を
洗ってるだけなのに… 

厭らしい事をしてる訳じゃないのに

自分の中から
溢れて来てしまって来ていて

洗ってるのか 汚してるのか…

分からなくなってしまって


自分が 期待してしまっている

その事実に 恥ずかしくなってしまった

もう… 何やってるんだろ 私ッ


「お風呂…、入ろっと」


みくりが自分の頭と
身体を洗って 湯船に浸かる

温泉…なのかな…?
乳白色に濁った湯を
手の平にみくりが掬う

少しばかり 
トロンととろみがついた様な

そんな泉質の様だった

壁に目を向けると
温泉の効能が書かれている説明書きがあって

美肌の湯と書かれていた


「美肌……、の効果あるんだ」


そっと自分の腕を撫でてみると
すべすべとした滑らかな手触りを感じて

まるで自分の腕が
自分の腕じゃない様な

そんな手触りをしばらく楽しんでいると

身体が温まって来るのと共に
胸の奥まで温まって来るみたいだ


「スベスベしてる……。
村田さん…、褒めてくれる…かな?」


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