第31章 年上の彼女の憂鬱 お相手:冨岡義勇
そうしている間に違和感の様な
無理に押し広げられている感覚が
薄まって行く…そうなって
馴染み切る頃には……
ズンッ…と彼の腰の律動に合わせて
生じるのは……
「はぁ、んっ、あ、あぁ、はぁあぁんっ」
只 只……に
甘い 痺れと……快感だけ
「大分……、ハァ、
馴染んだ…様だ……な、
声が…変わった……か?いいか?」
そう耳元で義勇が確かめて来て
その言葉にみくりが頷くと
ズチュンッ……と
彼の腰が深く打ち付けらえて
そのままググッと奥へと押し進められる
びくびくと全身が
快感に打ち震えるのを感じる
キュンキュンと奥が疼くのがわかって
その部分への
刺激が欲しいと…そう思えて来て
もっと彼に 義勇さんに…来て欲しいと
奥の奥まで…来て欲しいと言う気持ちで
頭の中が一杯になって来る
欲しくて 欲しくて
切なくて……仕方ないほどに…
欲しい…と
ギュウウっと
彼に助けを求める様に縋り付くと
彼が少しばかり驚いたようにして
「大丈夫か……?痛かった…のか?」
そう心配そうに
行為その物が久しぶりだったから
気を遣われてしまって……
ふるふるとみくりが首を横に振ると
「んっ、違うの…ッ、違うんですの…。
もっと、…奥まで…、
義勇さんが…ぁあ、欲しいッ……」
「これ以上…、入れない所…まで…
俺が、欲しいのか?みくり…。
……そうか、承知した」
グイグイと更に膣の奥の深い場所へ
彼のモノが入って来る
ああ そうこの感覚…ずっと
こうして…欲しいってそう……思っていたの
「んっ、義勇さっ、、ん、
好きッ…、あぁんっ、嬉しい……ッ」
「すまない…みくり。
お前には……いつも、
…我慢をさせてしまっている……な。
言わない……から、気付かないとでも……
思っていたのかも知れないが……。
俺はそうは…
思ってはいないッ……」