第29章 可愛い彼の裏の顔 お相手:竈門炭治郎
グンッと自分の中の彼のモノが
大きく更に逞しく容積を増して
自分の中に掛かっていた
圧迫感が増すのを感じる
口を塞がれて
そのまま激しく腰をパンパンと
打ち付けられて
ズンッ ズンッズパンッズパンッ…
お互いの腰のぶつかり合う音が
間隔を狭くして
激しさを増すのが聞こえる
「ああっ、んっ、あ、はぁ、
ん、ぁあああんっ、
はぁ、んっ、ひゃあぁんっ」
「ハァ、みくりっ……、
ハァハァ、みくりッ…、ハァ、」
ズパン ズパンッパンッ
パンッパンッ
彼の律動が最高潮になる頃には
更に私の身体は
絶頂を数度繰り返していて
その何度目かわからない
絶頂の大きな波と共に
自分の中に彼の絶頂の熱が
吐き出されて行くのを
薄れていく意識の中で感じながら
そのまま ふわふわとした
心地のいい眠りの世界に落ちて行く
半分夢の様な
それでいて現実の様な
そんな心地良さにまどろんでいると
クシャと炭治郎の手が
みくりの頭を撫でて
彼が私を
あの優しい目で見つめていたから
その目と目が合ってしまって
ああ やっぱり炭治郎君は
優しい目をしてると
そう思いながらも
こうして 普段の顔に戻れば
やっぱり 炭治郎君は
あどけない 可愛い顔をしてると
そう感じてしまって
可愛い彼の裏の顔
ふふふと突然みくりが笑い出したので
不思議そうな顔をして見られてしまって
「どうかしたんですか?みくりさん?」
「んーー?別にぃ。何ともないよ。
炭治郎君は可愛い顔してるなって
そう思ってただけ」
可愛いと言われて
彼がむっと顔を顰めると
「俺は年下ですけど、
これでも、一応、男ですから!
可愛いよりも、
カッコイイって思われたいです」
「炭治郎君は……、カッコイイよ?」
そんな事 言わなくたって
ちゃんと 知ってるのにね?
可愛い彼の 裏の顔