第28章 可愛い君に……は お相手:煉獄杏寿郎
え?え?
挿れる…の?
え?でも……
そうしないって 今 言ったのに?
乱暴にしちゃうからって……
グチッグチッ……と入り口に亀頭を
押し当てられる度に水音がする
ん?あれ?
違う……挿れるんじゃなくって
これって…
挿れる…つもりじゃないのは理解できた
そこに押し当ててるだけで
腰を落とし込んで来る気配が……なくて
クチュ クチュと
粘膜を粘膜で擦る度に音を立てる
塗り付けて……る?擦り付けてる…の?
「はぁ、んっ、……あっ、…はぁ」
でもお互いのその部分を擦ってるんだから
当然……
私の中から蜜が更に溢れて来るから
彼のモノで擦られる度に
グチュグチュと大きな音を立てて
「んっ、…はぁ、……んんっ」
もう 挿れて…ほしいのにっ
ソレでそんな所…擦られるなんて
挿れて欲しい……で 頭の中が
一杯になって来て
そうしてって大きな声で
言いたい…くらいなのに
「んっ、はぁ、ん、
あ、杏寿郎っ…さんっ……」
「……ふっ、……ハァ、…みくり
もうしばらく……、こうさせてくれるか?」
え? それ…もしかして
私は……変な気分になっても
挿れてもらえなくて 中途半端だけど
もしかして 杏寿郎さん……気持ちいいの?
グチュグチュ……ニチュ……
クチュ クチッ…クチュ
クチュクチュクチュ……
水音…の音の間隔が狭く…なってるのを
耳から感じ取って
かと言って酷く押し当てられる訳じゃなくて
なんだろう この…感覚
それに もうしばらくって
んん?これって……つまり
私のアソコ……を使って……
杏寿郎さんがひとりでしてる……って事?
中途半端な感覚を味わっていると
彼が小さくうめき声を上げて
杏寿郎の鈴口から熱が吐き出されて
吐き出された白濁液が
みくりのお腹に飛んで来て
彼がそうなったのはそれで理解したけど
え?……さっきのあの擦るだけで
そうなった……って事……だよね?
「微妙な…顔だな……。みくり。
ああされて、擦りつけられるだけでは。
君は、何も感じない……か。
まぁ、それもそうだな。ならば……、
君が感じる様に……しなくては……な」