第28章 可愛い君に……は お相手:煉獄杏寿郎
そう言いながらも
私のそんな様子なんて気にも留めずに
さっさと懐紙で自分が出した物を
何もなかったかの様にして手早く
処理してしまうと
でも…杏寿郎さんは
今…出した所だから しばらくは……
できないんじゃ…
「君が何を心配しているかは、
俺は知らんが……。みくり。
確かめてみるか?…まだ、俺の…は、
萎えては……いないが?」
確かに そう言われて
ちらっとその部分を確認してしまっている
素直な自分がいるのは確かで
本当だ 今あれだけ 出したのに
まだ 元気な……まんまだ
凄い……な 杏寿郎さんの…
みくりの身体の上に
杏寿郎が覆いかぶさって来ると
ペロリと杏寿郎が舌なめずりをして
上からみくりを見下ろして来る
「これで……ゆっくりと……、
離れていた分も、
存分に君を堪能出来るな?」
ゆっくり…と?
ゆっくりて言った?
それも 存分に堪能するって
「みくり。君が……足りない…、俺を
君で満たしたい……と思ってるのだが?
俺のモノで……君が、どうしようも
なくなってしまう様を……、
見たいし、聞きたい…。君の可愛い所を
俺に、見せてくれるか?」
そんなお願いされたら
断るなんて……出来ないよ…
散々 欲しくなっちゃってるのに
さっきも アソコでスリスリされて
変にモヤモヤしてるままなのに……
「んっ、……杏寿郎さんっ……。
私の事も、
杏寿郎さんで満たして…下さっ…い」
満たされたい
彼が欲しいって思って止まない
この感情も
この心も
この身体も
全てを彼で満たしたい
でも
それと同じくらいに
彼の 全ても……
杏寿郎さんの事も
私で 満たしたい…
スルッと自分の腕を彼の肩に回して
ギュッと抱きついた
お互いの視線を合わせて見つめ合う
見つめ合ったままで
熱い濃密な口付けを交わす
目を閉じてしまいたくなるのを
杏寿郎さんに止められてしまって