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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第28章 可愛い君に……は  お相手:煉獄杏寿郎



「え?え?杏寿郎さん……
先ほど、確かに……
家をお出に……なられ、え?」

私が状況が理解できずに
混乱していると

「忘れ物をしたのでな。戻って来た……。
泣かせ…てしまっていたのだな。
すまない。みくり。
俺がこんな仕事をしているばかりに。
不安にさせて、しまうのだな……」

「あの…、お忘れ物……と言うのは」


まさか いつもの約束の事?


「ああ、いつもの約束を
君と取り交わしに戻って来た……。
みくり、……俺は何があっても
必ず、君の元へ戻って来る。だから
安心していい子に待っていなさい」


何があっても

必ず 君の元へ戻って来る


そういつも 仕事に赴く時は
そう約束をしてくれる


「約束…だ」

「はい、約束ですね」

そう言って杏寿郎が
差し出して来た小指に
みくりが自分の小指を絡めた



そう 約束




ーーーーーー



その約束を交わしてから

もうかれこれ……

4日ほど 
彼はここへは戻って来ていなかった

昨日 今回の仕事は手間取りそうだと
短い手紙が届いた

長い時は……10日とか

もっと家を留守にする事も


そう言えば…… あったっけ?

みくりの脳裏に

ここを出る前に杏寿郎が言っていた


戻ったら……続きをしようと


言われたのを思い出してしまって

彼が…… 杏寿郎さんが
戻るまでは……
そう言うのは ちゃんと
我慢しようってそう思っていたのに

彼のいない

独り寝の夜を過ごす度に

不安が夜の闇に広がって行く

もし このまま 
彼が戻って来なかったら

とか…そんな不安を感じるのと同時に

この部屋で…… 私は彼に

杏寿郎さんに何度も 可愛がられた訳で

その情事の記憶も…

蘇っても来るから……

あの時 彼を引き留めてでも

そうなるまで してもらってたら

こんな風にもじもじする様な

そんな感じも……しなかったのかな?

なんて事を 考えてしまっていた
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