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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第129章 ただいま。3人の家。 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



『それでは、参拝の方
お済ませになられましたら、
こちら社殿の方へおあがり下さい。
そちら、段差になっておりますので
足元ご注意しながら、どうぞ』

本殿の参拝を済ませると
そう神社の人が声を掛けて来て

神主さんが来るまで
社殿の方で座って
待つ様に声を掛けられて

靴を脱いで階段を上がり

社殿の中に入った

置かれている椅子に腰かける様に言われて
奏寿郎が一番前の真ん中になる様に
置かれている椅子に腰を掛けて

しばらく 待っていると
準備を整えた神主が現れて

深々とこちらに頭を下げて来る

厳かな空気の中でお宮参りの
御祈祷が始まって

神主による修祓(しゅばつ)が始まる

こちらの穢れを払う為の
祓詞(はらえことば)を唱えて
神主が一人一人の前に
神楽鈴を持って頭を下げて来る

頭の上から清らかな鈴の音を受けて
心身から災いを退け
福を願う 鈴降りの儀を受ける

シャラシャラシャラシャラ…と
その邪気を払う鈴の音は
なんとも耳に心地のいい音に聞こえる

全員への鈴降りの儀が終わると

神主がこちらへ鈴降りの儀が
滞りなく済んだ事を伝えると
この後は
祝詞奏上する旨を伝えって来る

この辺りの流れは…
安産祈願の戌の日の祈祷と
全く同じ流れなので
半年前に一度受けているから
そんなにソワソワする事もなく
神事の最中も過ごせていたのだが

今のソワソワの心配は
何時のタイミングで奏寿郎が泣くのか

その心配をしていたのだけども
そんな私の心配は
全く奏寿郎は気にしてない様子で

スヤスヤと…とても穏やかな顔で
お昼寝をしている最中だったから
このまま…祈祷が終わるまでの時間
目を醒まさないで寝てて欲しいなと…
腕の中で眠っている奏寿郎を見ながら
みくりはヒヤヒヤしながら考えていた

下の事務所で説明を聞いた時にも
赤ちゃんが泣いても
一時中断するので大丈夫ですよとは
あちらの人も乳児相手に
お宮参りの祈祷を年間に100とか
そんな単位でしているのだから
知っているとはこっちも分かっているが

本殿に向けて頭を下げて
祝詞奏上する神主に合わせて
頭を下げて祝詞に静かに耳を傾ける

傾けているが傾けているフリに
今回ばかりは留まってしまって居たのは
言うまでもない事実だったのではあるが

そんな事を考えている間に
祝詞が終わった様だった
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