第129章 ただいま。3人の家。 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
その後は神主から玉串拝礼についての
作法を丁寧に説明を受けて
神様に玉串を奉納する
置かれている玉串を
右手は上から左手は下から添えて
玉串を自分の手に取ると
玉串は胸の高さで持ち
玉串台の前まで進み軽く一礼する
玉串を時計回りにして持ち直すと
根元が体に向くようにし立てるように持って
左手を右手に添えてから降ろし
無事に赤ちゃんが産まれて来た事に
対しての感謝の気持ちを込める
右手を玉串の下に添えて
左手で玉串を時計回りに回し
根元が玉串台の方へ向くようにして
玉串を台に乗せて奉納する
深く二礼二拝
二拍手
深く一礼
軽く一礼
すると座っていた場所に戻る
全員が玉串拝礼を済ませると
神主が お宮参りの祈祷の
終わりの合図である報鼓が鳴らし
授与品の品々を受け取って
無事に奏寿郎のお宮参りは終了した
お宮参りを済ませて
私の父の車で二田の家に戻った
冷たいお茶を出して
双方の両親にも家出
しばらく休憩して貰って居ると
「今度は…こんな風にして
煉獄さんの所と一緒に皆で
集まるのは、お食い初めかしらね?」
お食い初めは生後100日の祝いだが
正確な生後100日に拘るよりは
集まりやすい日に今日みたいに
設定する方が良いだろうな…
仕出しをしてる所では
このお食い初め用の膳を
扱って居る所もあるから
奥さんの両親が日付を決めてくれたら
奏寿郎のお膳は用意してくれると
そう申し出てくれて
そんな話をしていると
ここででは奥さんも気を遣うだろうから
二田にあるどこかのお店で
食事会をしてはどうかと
うちの両親が言い出したので
そっちの方向で話が纏まりそうだった
その頃になったら奏寿郎も
今よりも大きくなってるし
家でする場合もあれば
ホテルや料亭でする事もある様で
そう言うお食い初めにも対応してくれる
お店を探しておきますとこの場では
俺からそう話して
今日のお宮参りは御開きになった
「奥さん、お疲れさま」
「杏寿郎も、スーツ…着替えてきたら?」
「なぁ…奥さん…、
ネクタイ外してくれないか?」
そう言いながら指をネクタイに
引っかけてシュルと…緩めて
その杏寿郎の仕草に
思ずどきっとしてしまって居たのだが
こっちが外しやすい様に
杏寿郎が身体を屈めてくれるから
その緩んだネクタイを解いた
「縛るか?」