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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第129章 ただいま。3人の家。 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



「みくりさんも、
お戻りになったばかりで
大変でしょうけど。
御無理はならさないようにね?」

そう瑠火がこちらに声を掛けてくれて

「はい、ありがとうございます」

「奏寿郎君を…、
抱かせて貰っても良いかしら?」

「はい、勿論です。どうぞ…お願いします」

奏寿郎を杏寿郎の母親である
瑠火に抱っこして貰って
瑠火の腕に抱かれている奏寿郎を
槇寿郎が穏やかな目をして
寄り添いながら見つめていて

その…杏寿郎の両親の様子を見ていると
煉獄家の遺伝子をバッチリと
奏寿郎も受け継いでいるから
こうして見ていると…
杏寿郎が…産まれた時…は
こんな感じ…なのかも…知れないと
そんな風に思いながら…見てしまって居て

「みくり、どうかしたのか?」

「え。いや…別に…どうもしないけど。
あ、すいません…今、コーヒーを
用意して来ます…ので…」

「奥さん、待ってくれ。
コーヒーなら俺が淹れて来る」

そう言って杏寿郎が
キッチンの方へコーヒーを淹れに
スタスタと行ってしまって

「杏寿郎は、結婚しても…
相変わらずの様ですね…」

「すいません…、コーヒーの
事になると…どうにも…
譲れない拘りがある…ので…。
コーヒーを淹れる…のだけは…
譲っては…くれない…のです…」

そう言ってみくりが
キッチンに居る杏寿郎の後姿に
目を向けると苦笑いをして
槇寿郎は仕方ないと言いたげに目を伏せた

「みくりさんには
息子が苦労を掛けるが…、
許してやってくれると助かる」

「いえ、家事や育児も
協力してくれているので…」

そんな話をしていると
ピンポーンと玄関の
インターフォンが鳴って

「あ、すいません、
そのまま奏寿郎をお願いしてて
良いですか?うちの両親も来たみたいです」

奏寿郎を瑠火に託したままで
みくりが玄関に向かうと

「お邪魔するわね?みくり。
ほらほら、見て?偃路(えんじ)の
アーモンドバターロール買って来たの」

「お母さん…ッ、ありがとうっ。
丁度今、杏寿郎…が…コーヒー
用意してくれてるから、上がって?
お父さんも、いらっしゃい…どうぞ」

「こんにちは、みくりちゃん、
遅れてしまったかな?ごめんね。
杏寿郎君も奏寿郎君も、変わりないかな?
みくりちゃんも、無理はしてないかい?」

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