第129章 ただいま。3人の家。 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
……とまぁそんな風に
して過ごしている間に
9日の夕方になっていて
杏寿郎に奏寿郎を任せて
お夕飯の支度をして済ませると
一緒にキッチンのシンクで
肩を並べて洗い物をする
「なんかさ、こうしてるとさ、
家に帰って来た~って感じがするなぁって」
「この後は勿論、いつも通りに
ソファでゆっくりするだろう?」
この家で…過ごす様になる前から
一緒に同棲する様になってからの
私と杏寿郎のルーティーンだけど
奏寿郎が大きくなったら
奏寿郎も一緒に…
家族でゆっくりする時間に
そんな風に…なるのかなって
今は…ソファに2人で座って
目の届く場所にクーファンを置いてるけど
奏寿郎が私と杏寿郎の間に座って
ソファにお茶零したりしながら…
ゆっくりするつもりが大騒ぎになって
そんな未来が…もう…1年もしたら
現実になるのかな…?…なんて
そんな事を考えながら
母乳の為のブレンドティーを飲みながら
「奥さん…、俺が
先に入って洗えたら…声を掛けるから
奏寿郎を連れて来てくれるか?」
「でもさ、いいの?杏寿郎さ
前みたいに一緒にさ、
お風呂に入ろうとしたらさ、
今、2回お風呂入ってるでしょ?」
「俺は、奥さんとも
一緒に風呂に入りたいし、
奏寿郎とも一緒に入りたいからな。
もうちょっと、大きくなったら。
親子3人で風呂には、入りたいんだがな」
へへへっ…とみくりが
杏寿郎のその言葉を聞いて笑って居て
「どうして、笑うんだ?奥さん」
「ううん、杏寿郎らしいなって
そんな風に、思っただけだよ…。
でも…確かに…言ってた…ね、
子供と一緒にお風呂入りたいし。
私とも…入りたいって言ってたなって」
そんな話をしている間に
お湯張りが出来たと言って来るから
先に杏寿郎がお風呂に行って
奏寿郎においで~と
中から声を掛けてくれるのを待つ
杏寿郎がお風呂に入った辺りから
そろそろお声が掛かる頃かなって
「奏寿郎、そろそろ…脱ぎ脱ぎする?
多分…もう、そろそろ。
パパが呼んでくれる頃だし…」
タイミングを見計らって
奏寿郎の服を脱がせると
綺麗にオムツ以外を脱ぎ終わった頃に
丁度バスルームから杏寿郎が
呼んでいる声が聞こえて来たので
そのタイミングで
素っ裸の奏寿郎を連れて行ったら
「もう、奏寿郎の
準備出来たのか?早いな」