第128章 ただいま。3人の家。 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
隣の部屋からは
話し声と笑い声が聞こえてるから
あっちはあっちで楽しくしてるみたい
「私ね…、まだお店…開いてないから
ハッキリした事は言えないんだけど。
今、こうしてるみたいにね、
出張エステ?みたいなのをね…
自分のお店でして行こうかなって
そんな風にね、考えてるのよ?」
「そうなんだ…、また…その時は
私も…お願いしようかな…」
「小さい子供さんが居たりすると、
エステとかって…って敬遠しがちでしょ?
その間に子供さんを見てくれる人とか
いなかったら、中々ね…?
だから、子供さんが居る隣でね
こんな風にマッサージとか、
アロマとか出来たらなって思ってるの」
確かに…この辺りは田舎だから
片道20分のエステに往復って言うと
それで40分掛かってしまうもんな…
お家に来てくれたら 誰かに
見て貰う時間も…少なくて済むし…
そんな…蜜璃の考えを聞きながら
痛気持ちいいかっさの
マッサージをして貰って
ウエスト回りにもバッチリと
あのかっさの後の赤い出血痕みたいな
シャ・サと言うのがしっかり残って居て
夜に…杏寿郎が
一緒のお風呂に入った時に
これを見てビックリするかもだけど
肩の辺りの凝りは楽になって居た
妊娠中の足のむくみとか
授乳中のおっぱいの張りにも
かっさは効果があると
蜜璃ちゃんが言っていて
施術が終わってあっちに戻ると
しばらくの間 賑やかにして
話をして過ごすと
お昼前の良い時間になったからと
お暇させて貰うわと
帰って行く4人を杏寿郎と
奏寿郎と一緒にお見送りをして
一気に4人が居なくなると
静かで…部屋が広くなったように感じる
人数も 一か所に集まるし
広い部屋でも無いから
窓とか全開で…外と同じ感じで
扇風機だけで申し訳なかったけど
やっぱり…その辺りは…
赤ちゃんも居るし…気にはなる…
「寂しくなったか?奥さん」
「うん、ちょっと…ね?」
杏寿郎がみくりの腰に
スルスルと手を回して来て
そのまま杏寿郎のキスを受け入れる
「甘露寺は、自分のサロンが
完成するまでの間、
あのシェアハウスで仮営業を
する事になってるみたいだしな…」
「カフェとエステが楽しめる
シェアハウス…か、正式な
あのシェアハウスの入居者の
募集も始まったんだよね?今日から」