第126章 ついに来た8月…~産褥期・入院中編~お相手:煉獄杏寿郎現パロ
私は…1ヶ月健診までは…
湯船に浸かる事が出来ないから
今の内に杏寿郎が奏寿郎を
見て置いてくれると言うので
ありがたく杏寿郎のお言葉に甘えて
先にシャワーを浴びさせて貰って
自分が上がる時に
湯船にお湯張りをして置けば
湯船のお湯が溜まった頃に
奏寿郎の沐浴のタライにもお湯を用意して
杏寿郎に沐浴をお願いして
私が洗い上がりの奏寿郎を受け取って
そのまま私が奏寿郎の事をしてる間に
杏寿郎も…お風呂に入れるから
そうしようと…酔いが醒めたのか
杏寿郎が…提案をして来たので
確かにそうするのが…効率が良さそうなので
その提案の通りにする事にして
お湯張りを待っている間に
杏寿郎に久しぶりに…髪の毛を乾かして貰って
お家に…帰って来たんだなぁって
そんな事で実感をしてしまって居たんだけど
そうしてる間に…お湯張りが済む頃には
奏寿郎も授乳から時間が空いてるし
沐浴が出来るぐらいには
時間が経過するから
旦那さんに奏寿郎の沐浴をして貰って
洗い上がった奏寿郎を受け取って
奏寿郎の身体の水分を拭き取って
身体にボディローションを塗って
沐浴指導の時に教えて貰った通りに
奏寿郎のおへその処置をして
洗濯が出来た新しい肌着を着せる
ドライヤーが居る位の…
長さでも…無い気もするけど
そろーっと遠くから軽くだけ
低い温度のドライヤーを掛けて乾かして
湯上りの綺麗になった奏寿郎を
抱っこして…トントン…と
しばらく背中を叩いていると
沐浴の前から…眠そうにしていた
奏寿郎がウトウトとし始めていて
自分のベッドの高さに合わせてセットした
ベビーベッドの上に降ろして寝かせてみると
そのまま…眠ってくれた様で…ほっとした
「奥さん、…奏寿郎は…どうだ?」
お風呂の場のドアが開いて
杏寿郎が…こちらの様子を伺いながら
奏寿郎はどうしてると尋ねて来て
「う、うん…奏寿郎…寝たみたい…」
そう…奏寿郎を起こさない様に
杏寿郎に返事を返すと
「じゃあ…、奥さんも…こっちに来るといい。
流石に…眠ってると言え、奏寿郎の隣は
俺も、奥さんも…夫婦の時間を
過ごす…には、な、気が引けてしまうだろ?」
そう…杏寿郎が…言って来て
「ねっ…ねぇ…、杏寿郎。
お風呂の電気、…消しても…いい?」
「……いつも…、風呂には
一緒に入ってただろう?」