第126章 ついに来た8月…~産褥期・入院中編~お相手:煉獄杏寿郎現パロ
丁度…その場に…三鷹屋さんの人が
仕出しのお弁当を持って来てくれて
不思議そうな顔をして見ていたから
この暑い季節に…一家揃って
玄関の前で飲み物を飲んで酒盛りしてる
異様な…光景…だっただろうな…って
一家勢ぞろいになるので
その日の夕食は三鷹屋さんの
法事とかの時の豪華な仕出し弁当で
全員がダイニングテーブルには座れないので
仏間に机を3つ並べて
お弁当のサイズが結構大きいから
それぐらいないと全員座れないんだけど
おじさん夫婦に貰ったクーファンが
早速…このお祝いの夕食会で活躍してくれて
仏間で食事会をしてる間の
奏寿郎の居場所になってくれたんだけど
お祝い事だからお赤飯で
有頭の大きなエビフライが入って居て
普段の法事の時とかのお弁当は
有頭のエビフライじゃないから
お祝い用のお弁当…になって居る様だった
味は…安心の三鷹屋さんだから
間違いのない美味しさで
美味しいお料理を頂いているので
男性陣のお酒も…進んでいる様だった
「杏寿郎…、明日…早いんだよね?
明日も…朝活イベント…あるんだよね?」
「まだ、時間も…早いし大丈夫だ」
「はははは、そうだぞ?みくり。
今日は…お前等家族のお祝いだしな、
折角、あの…お前と仲良かった
渡辺の所の息子さんが、
これ…持って来てくれたんだしな」
おじさんも…相当…飲んでるから
珠樹さんも双子も居るんだし…
変な事…酔っぱらってる勢いで
言ってしまわないか…て思いつつも
杏寿郎もだけど
おじさんもミニトマト農家なんだから
朝は…普通に…毎日早いんだけどさ
明日の朝に…二日酔いになっても…
私は…授乳中だから 1滴も飲めないから
2人が…どうなろう…と…知った事じゃないけど
珠樹さんも…私と同じ心配をしていて
自分は飲むのセーブしてて…かなり飲んでる
おじさんの様子を気にしてるみたいだったけど
そんな感じに…私と奏寿郎の退院記念の
夕食会も…御開きになって
べろんべろんに…酔ったりしないのに
珍しく…完成した酔っ払いになった杏寿郎に
自分の肩を貸しながら 腕には奏寿郎を抱えて
母屋から…離れ…に移動して行って
「……奥さん…すまない…な…」
「家だからって…、飲み過ぎだよ。
でも、あれぐらいで酔うなんて
杏寿郎も疲れてるって事でしょ?
ここに座って、お水飲んで、休憩してて?」