第126章 ついに来た8月…~産褥期・入院中編~お相手:煉獄杏寿郎現パロ
「これを、咥えさせればいいのか?」
「そうそう、先でお口をツンツンてしたら
後は奏寿郎くんが、飲んでくれるから」
ジュ――と音をさせながら
奏寿郎がミルクを飲んでいて
「沢山、飲んで大きくなるんだぞ?奏寿郎」
「でも、何か、気の所為かもだけど
奏寿郎、生まれた時より小さくなってない?」
「ミルク飲んでるのにか?
いや、でも…確かに…奥さんが言う様に
生まれた時よりも、小さくなってる気もするな」
気のせいかと思ってたんだけど
これは気のせいなんかじゃなくて
実際に生まれた時よりも小さくなってるらしくて
300gのハンバーグの友達が言うに
この現象は生理的体重減少と言うらしく
生まれたばかりの赤ちゃんは
まだおっぱいやミルクを飲むのが上手く無くて
自分が飲む量よりも
おしっこやうんちとして
身体の外に排出する量が多いのと
体内のむくみが排出されるから…らしくて
母乳の赤ちゃんもミルクの赤ちゃんも
出生時の体重の10パーセント程度
産後2~5日の間に減ってしまうのだそうで
生後7日頃には生まれて来た時の
体重に戻るのだそうだ
と言う…お返事を頂戴したのだが
丁度ミルクを奏寿郎が飲み終わったので
杏寿郎にゲップのさせ方を説明して
げふっ…とその小さい身体から
どうしてそんな音がするのかと毎回思う
奏寿郎のゲップを杏寿郎に聞かせられたのだが
「ハハハハハッ、身体はまだ
小さくても、ゲップは立派だな。
きっと、奏寿郎は、大きくなるな」
「私も…、杏寿郎も体格的には
平均よりも、大きい方だから
奏寿郎が、小さくなる要素が無くない?
大きくなる要素はあったとしても。
でもそうやって、杏寿郎が
奏寿郎くんを抱っこしてると…
親子なんだなぁ~って思うよ」
「当たり前だろ?奥さん。
俺と奏寿郎は親子なんだからな
ん?…何か…ちょっと匂うか?」
「飲んだから…出たんだと思うよ?うんちが」
赤ちゃんの身体って…
ツーツーと言うか
飲んだら即座に出るシステムが
搭載されていてお腹の中も小さいから
長時間蓄えられないんじゃないかって思う程
毎回の授乳の後にうんちをするんだけど
「とりあえず…、俺も奏寿郎の
オムツを替えられる様にならないとな。
奥さんに何かあったら、俺が見る訳だしな」
とは言っても…まだ変えて貰った事ないので
私がするのを見て貰う…事にして