第126章 ついに来た8月…~産褥期・入院中編~お相手:煉獄杏寿郎現パロ
その看護師さんが言うには
母乳の出方には
差し乳と溜まり乳と言うのがあるらしい
そんな…の…聞いた事…ない…んだけど
看護師さんの話を纏めると
常に在庫をストックしながら
製造してるミルク工場と
発注した時だけ製造してるミルク工場
どっちがいいのと一概に言えないらしくて
どっちにもメリットとデメリットがあるらしい
人によっては左右のおっぱいで
タイプが違う場合もあるのだとか
溜まり乳の人はおっぱいが
溜まり過ぎちゃってパンパンの
カチカチになって乳腺炎とかの
トラブルを起こしやすいのだそうで
差し乳の人は…赤ちゃんが
吸う時にしかおっぱいが出ないから
搾乳が出来ないんだそうだ
まだおっぱいが…大して出てないから
差すも溜まるも…知ったっちゃないし
自分でも自分のおっぱいが
どっち…なんて全く今の段階では分からない
産後3ヶ月とかしてから
差し乳に変化して行く事もあるとか
後からタイプ変更もあるのだそうだ
「おっぱいって奥が深いんですね…」
「赤ちゃんに必要な栄養素が
全部おっぱいには含まれてるからね。
ビタミンK以外はね」
ビタミンB何とかとか
ビタミンCとか聞いた事あるけど
ビタミンにはKもあるんだ
そう言えば…貰ったファイルに
入院中のお母さんと赤ちゃんの
スケジュール表みたいなのがあるけど
その赤ちゃんの予定の中に
K2シロップの投与て書いてあったな
意味が分からないなって思ってたけど
後でいつもの300gの
ハンバーグの友達に聞いたら
ビタミンKって言うのは
母乳に含まれてる含有量が
個人差が大きくて不足しやすいらしく
それが何をしてるのかって言うと
血液を固める凝固って言うのに
関わっているビタミンなのだそうだ
ビタミンKが不足すると
新生児メレナと言う消化管出血を起こすらしく
入院してる間の期間に2回
産後の一か月健診の時に1回の合計3回
ビタミンKのシロップを飲ませるのだそうだ
私が理解したのは…
母乳は栄養豊富だけど
ビタミンKは足りないって事だ
そんな事をしている内に…
10日の10時になって
他の2人のお母さんと一緒に
沐浴の指導を普通に受けてから
新生児室にそのまま残って
杏寿郎と不死川さんと
撮影のスタッフが合流して
夫婦で看護師さんから
奏寿郎くんをモデルにして
沐浴の指導を受ける様子を撮影する