第126章 ついに来た8月…~産褥期・入院中編~お相手:煉獄杏寿郎現パロ
「……だったら…、今の内に
シャワー…浴びて…シートパックしないとッ」
自分の部屋にシャワーがあるので
シャワーを浴びて洗面も済ませて
こんな時間からシートパックをして
流石に…この時間からメイクしても
撮影が10時だもんな…早すぎるか…
朝ご飯の前に検温に来てくれた看護師さんが
院内にあるエステサロンを案内の紙をくれて
今日から退院までの好きな日に
エステをサービスで受けられるので
受けてね~と言う事と
明日の午後の3時からデイルームで
産後の生活についての指導があるのだそうで
その説明会?には院長先生も顔を出して
おやつを頂きながら座談会みたいなのをするらしい
今日の朝ご飯はフレンチトーストと
プレーンオムレツでコンソメスープも付いていて
朝から…こんな朝ご飯が上げ膳据え膳で
頂けて…三食おやつ付きだもんな…
「入院ってした事ないけど、
お産の入院ってかなり優雅な生活だな…」
出産…頑張ったご褒美…と…
これから家に帰ってからは自分で
赤ちゃんのお世話を頑張りなさいって事だよね
朝ご飯の牛乳はその時に飲まないで置いといて
成瀬さんから貰った母乳の分泌を良くする
ハーブティーをミルクティーにして
合間に飲むようにして持って来てた
タンブラーにデイルームに
朝食の下膳のついでにお湯を貰いに行って
そのハーブティーを
ミルクティーにした
ちょっと独特の香りのある
癖はあるけど不味い事も無い味の
ミルクティーを飲みながらゆっくりしてると
おっぱいあげに来て貰えますか~と
ナースコールからお呼び出しがあったので
確かに…5時にあげたから…そろそろ
8時になる頃だし…おっぱいの時間だなって
「はい、わかりました。行きます」
授乳室に向かって
いつもの手順で
オムツを替えて体重を測ってると
「どう?煉獄さん、
そろそろおっぱい張って来てる?」
「うーん?張っては無さそうですね。
ふにゃふにゃです…よ?
なんか…おっぱいが全体的に
チクチクする感じはしますけど…」
「そうなんだ。そろそろ
張って来る頃なんだけどねぇ~。
もしかすると、差し乳さんなのかもね~」
看護師さんが差し乳(さしちち)と言う
謎めいた…聞いた事もない単語を
私がそうかも知れないと言って来たのだけど
耳慣れない言葉過ぎてそれが何か分からない
「差し乳…です…か?」