第126章 ついに来た8月…~産褥期・入院中編~お相手:煉獄杏寿郎現パロ
智花さんのご主人が
こっちの顔をまじまじと見て来て
「お前ッ、どっかっで見たと思ったら。
小野寺か!!あれにお前も
旦那さんと一緒に、ちょっと出てただろ?
配信でやってるやつ…、移住リアリティショー。
ああっ、あれ、お前かよッ。
なんか、どっかで見た顔だなって思ったわ。
あの…旦那さん役…の人でマジの旦那?」
「ねぇ、雄大くん。
煉獄さんと知り合いなの?」
自分の旦那さんが
私に対してかなり砕けた態度だったので
奥さんの方が雄大に声を掛けていて
「知り合い知り合い。同級生だよ。
小学、中学一緒だったんだよな?小野寺」
「雄大くん、
今は…小野寺じゃなくて
煉獄になってるんだってば。
ホラ、これがうちの息子。
もう、見たら分かるよ。間違いなく
うちの旦那さんの遺伝子受け継いでるから」
ベッドの上に寝ていた
奏寿郎を抱っこして雄大に見せると
あまりにも奏寿郎が杏寿郎その物だから
遺伝子…ヤバすぎるッ…wwwと
雄大がその場で大笑いしてしまって
奥さんに凄い謝られてしまったのだけども
でも良く考えたらそうだよなって
地元の病院なんだから
同級生にも…会うか…
雄大くんには真希ちゃんもおめでたで
遅生まれになるけど同級生になるよって
その事を話してたら
雄大くんと真希ちゃんの旦那さんとは
昔から仲いいから知ってたみたいで
話を懐かしいなってしてる内に
雄大くんも喉が渇いたからと
ドリンクコーナーで
アイスコーヒーを汲んで
デイルームの椅子に座って
すっかり話をしていたのだが…
雄大くんは…昨日の夜中に
赤ちゃんが産まれて…
そのまま外せない仕事があったから
そのまま直接仕事に向かって
今日は…朝にある程度済ませて
午後を休みにして貰ったらしく
周りに人に早く言ってやれと言われて
会社から直接奥さんと
娘さんに会いに来たみたいだった
これで…あの…私が
ここに来た時にLDRで
大きな声で痛い痛いと叫んでたのが…
もう一人のぱっと見た感じ
大人しい感じの奥さんの方だと確定したので
雄大くん達は自分達だけで
ゆっくりしたいだろうし
そこで解散になって部屋に戻ったのだけども
奏寿郎の撮影会を一人で開催して
その画像を杏寿郎に送って
自分の親にも送って置いた
ジィ―――とベッドの上の奏寿郎を
しばらくの間眺めていたのだけども