第126章 ついに来た8月…~産褥期・入院中編~お相手:煉獄杏寿郎現パロ
その後は…助産師さんに
1人ずつ乳腺の開口の具合をチェックして貰って
要するにおっぱいの母乳が出る
出口が開いてる数を見てるのだそうで
じわっと…黄色いおっぱいが
乳首を摘ままれた時に滲んでたので
全く出てない訳じゃないのかと
自分でそれを見て安心したのだけども
おっぱいを吸わせた後は
こんな小さい哺乳瓶は売ってない程
小さいサイズの哺乳瓶に入ったミルクを
助産師さんが持って来てくれて
ミルクの飲ませ方とげっぶのさせ方を
教えて貰って ミルクを飲ませたら
凄い勢いで飲んでたからお腹空いてたんだなぁと
思いつつも…一生懸命に
哺乳瓶のミルクを飲んでる
奏寿郎くんの顔を見てると
おっぱいを吸ってる時の旦那さんに
やっぱりそっくりだなぁと思ってしまって
飲ませ終わった後は
赤ちゃんを自分の肩の
持たれさせる様にして縦に抱いて
トントンと教えられた通りに
赤ちゃんの背中を叩くと
げふっ…と
赤ちゃんのサイズ感からは…
割としっかりした音のゲップが聞こえたのだけど
トントンしばらくしても
出ない事もあるとは言ってたけど
とりあえず出たから安心をして
新生児室から出た所で
同じ日に出産をした2人のお母さんと
しばらく立ち話をしてたのだけど
すぐそこにデイルームがあるから
そこでデカフェのコーヒーでも飲んで
世間話でもと言う感じになったので
年齢も近い感じで3人共初産だったし
2人は中条市の人じゃなくて
旦那さんが中条市の人で
ここの産婦人科のご飯が美味しくて
リニューアルオープンしたばかりだから
設備とか部屋も綺麗で4Dエコーもあるからと
自分の実家ではなくて
こっちで産む事にしたのだそうだった
「退院したら、その後は
自分の、実家に帰るけどね?
私は上条市だからすぐ近くだし実家」
確かに上条市からなら
健診にも通えるし
退院後実家で過ごせるもんな
しばらく世間話に花を咲かせていて
こんな風に他の人と
気兼ねなく会話するのも…
なんかすごい久しぶりな感じがするな…
って思ってると
そのどちらかのお母さんの
ご主人が面会に来てくれた様で
部屋にいなかったから探しに来たようで
「部屋にいないと思ったら、
ここに居たんだな…?っと、すいません、
うちの家内がお世話になっております。
橋本智花の夫の、橋本雄大と申します」
「って、橋本?橋本の雄大くん」