第125章 ついに来た8月…~分娩第2~3期編~お相手:煉獄杏寿郎現パロ
赤ちゃんが…生まれた後は
後陣痛と言うのが来て
胎盤が出て来るらしいんだけど…
赤ちゃんが出て来た後に
ズルズルってへその緒を持って
先生が中から胎盤引っ張り出してたから
全然知らない間に痛みも何もない間に出てたけど…
「煉獄さん、痛いけどごめんね?
お腹上から押すから、痛いよ。
中に溜まってる、出血出しちゃうから。
綺麗に出しとかないと、後の戻りが
悪くなっちゃうからねぇ~」
そう言いながら先生が
こっちのお腹に手を置いて来たと思ったら
体重を掛けて子宮の中身を押し出して来て
「ん゛く…ぁあ゛っ…」
「ごめんごめん、痛いけど大事だからね~」
押したままで更にグリグリと
子宮を円を描くようにマッサージをして来て
あの…300gのハンバーグの友達が言うには
これは…子宮の輪状マッサージと言うもので
妊娠とお産でダメージを受けた子宮を
回復させる為に効果があると言われている物…
らしいのでは…あるが…
「痛いけど…これ、ここで過ごして貰う、
1時間の間、10分毎にするからね?」
お産の後の1時間はここで
産後の経過を見てから
元の個室に戻るのだそうだが
さっきのお腹を押される奴を
10分毎にされるのだそうで
「ちょっとだけ…赤ちゃん出る時に
裂けちゃった所、2針ほど縫うね」
そう言って…会陰の裂傷した部分を
2針…と言いながら3針縫われて
ものの5分もしない内に縫合されてしまったのだが
もぞもぞと…自分の胸の上で
奏寿郎が動いているのを感じると
赤ちゃん…産んだんだなぁって実感して
奏寿郎が生まれてから10分程度の
ここまでが出来事だったんだけど
「お夕飯、遅くなっちゃうけど…
あっちのお部屋に用意して貰って置くね?
じゃあ、僕は戻るからお産、お疲れ様」
会陰の縫合までが…先生の仕事だった様で
その後は看護師さんが残っていて
胸の上に乗せていたオムツだけだった
奏寿郎に肌着を着せてくれて
ベッドの上で休んだままでも見える場所に
奏寿郎のベッドを持って来てくれて
合間に偶に血圧を測って貰ったりして
10分毎に…お下に当ててるパットの
チェックと…お腹のマッサージをされて
それ以外の時間は部屋の中に3人だけなので
ベッドの上の奏寿郎を眺めて
スマートフォンで奏寿郎の写真を撮って
方々にLINEで出産の報告を済ませて