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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第125章 ついに来た8月…~分娩第2~3期編~お相手:煉獄杏寿郎現パロ



「触って…いいよ。ほら…。
赤ちゃん…も、頑張ってるからね…?
お母さんも…もうちょっとだから頑張って…ね」

そう言って私の手を
見えたままになってる
赤ちゃんの頭の毛に触れるようにして
先生が導いてくれて

じわっと…もうちょっとで…
要くんに会えるし顔が見れるし
抱っこ出来るんだって思ったら

急に胸が一杯になってしまって…

視界が涙で滲んでしまって居たのだけども

ぎゅううと自分の反対の手を
隣に居た杏寿郎が握って来てくれて

私の左手には…要くんの頭が触れてて
私の右手は…強く…旦那さんである
杏寿郎が握ってくれていて

「奥さん、もうちょっとだ、頑張ってくれ!」

「うん、大丈夫…、杏寿郎。
早く…要くんの事、私の手で…
抱っこしたいから、頑張れるよ。
杏寿郎…も、抱っこして…あげてね?」

よしよしと杏寿郎の手が
私の額を撫でて来て
ちぅ…と額にキスをされてしまって

こんな時にこんな所で何してるのって
こっちが怒る間も無い感じで

「ああ、勿論だ。みくり」

次の陣痛のピークが来て
思い切り…いきんで
お腹に力を入れて押し出すイメージをする

「もうちょっとだからね?
しんどいけど、もうちょっと頑張って!」

「ぅうう゛ううん――ん゛んっ!!」

ズルッと
自分の股の間にあった
何かを挟んでる異物感の様な物が
一瞬で無くなった感じがして

「はい、もういきむの止めてッ。
おめでとう、…元気な男の子ね…。
ちょっと待ってね、あっちで
赤ちゃん…、こっちに来るのに
身体綺麗にして準備して貰ってるからね」

ギャアアアアアアッ…と
LDRの中に元気な赤ちゃんの泣き声が聞こえて来て

その赤ちゃんの声で…
生まれたんだって…気が付いて

終わった…んだって…思うと

そのままズルズルと脱力してしまって
起していた身体をベッドの上に戻した

「奥さん、良くやったな!」

「赤ちゃんのへその緒のカット、
ご両親でされますか?」

そう看護師さんがこっちに声を掛けて来て

「そんな事…出来るんですか?
奥さん、どうする?一緒にするか?」

ここを切って下さいと
専用ハサミの様な物を渡されて
奥さんは…力が入らないと言ってたので

奥さんの手にこっちの手を添えて
奥さんと要とをずっと繋いでいた
へその緒をカットしたのだが

「赤ちゃん…連れて来ますね」
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