第124章 ついに来た8月… ~本陣痛編~ お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
テレビで良くあるあれは嘘だなってって
陣痛が始まったばかりの頃なんて
蹲る程の痛みなんてないし…
百聞は一見に如かずと言うか…
確かに痛みが下に下に移動してるから
赤ちゃんの頭が骨盤を押してるから
腰が痛いて感じるのかも…
休み休みになりながらも
ロコモコ丼と朝に買って置いた
チョコバナナクレープを
いつもの食事より時間はかかったが
全部綺麗に完食して
まだ…痛みその物は
全然耐えられるレベルで
朝に聞いたあの絶叫したい様な痛みからは
まだまだ程遠い感じがする…
あの叫ぶほどの激痛が自分にも…と
想像すると…何とも恐ろしい感じがするが
最初の…夜中の時よりは…
痛みはそれでも耐えられる範囲の中で
増しては来てる感じがするので
朝にお風呂には入ったので
身体だけ着替える前にシャワーをする事にして
おトイレを済ませてから
部屋のシャワールームに
シャンプーとかボディソープとか
普段使ってる身体を洗うタオルをセットして
波が来ては手を止めてしまいながらも
軽く身体の汗を流して
シャワールームを後にすると
これに着替えてと言われて
手渡されていた病衣に袖を通した
この産婦人科のロゴと名前が
刺繍されているピンク色の
ドット柄の丸首の前開きに
ワンピースのパジャマみたいなやつで
「それを着てると、それらしいと言うか、
今から出産しますって感じがするな。
折角、デジカメもあるし、写真撮るか?」
そのお産用のワンピースみたいなので
ベッドの上に座って
旦那さんと記念撮影をして
デジカメで撮ってスマートフォンでも
写真撮ろうと言うので撮ったりとかして
お化粧して無いから
その画像を方々に送らないでねとは
旦那さんには言って置いたのだけども
スポーツドリンクは
キャップにもなって
飲み口がストローになっているのが
お産の時には便利だと言われて
買って用意してたストローキャップを
キャップを外して交換をして置いて
「でも、今からあっちに持って行って、
それを飲んだたら、産む時間になる頃には
中身が、ぬるくなるんじゃないか?」
そう言ってお産の時用に
もう1本買って来て置くかと
自動販売機まで杏寿郎が
スポーツドリンクを買いに行ってくれて
そっちはその時用に冷蔵庫に入れて置いた
慌てなくていいよとは言われてたので
ゆっくりご飯も食べて…