第123章 ついに来た8月… ~前駆陣痛編~ お相手:煉獄杏寿郎現パロ
小声で話をしながら
杏寿郎を直接離れに案内する
双子はまだ起きてるから
双子には陣痛が来てる感じだから
10分間隔になったら
杏寿郎と一緒に病院に行って
入院するからと言伝をして置いた
離れに移動して
杏寿郎と一緒にラグマットの上で
寛ぎながら陣痛の間隔を測定していると
15分から12分ぐらいになっていて
「まだ、全然、痛い訳じゃないし、
多分まだすぐに10分間隔にならないから
杏寿郎は…ベッドで、寝てていいよ?」
そんな感じのやり取りを奥さんとして
まだ10分間隔になるまでには
時間がありそうだから
俺にベッドで横になる様に言って来て
「朝活のイベントも…、
その時間になったら、行ってくれて良いよ?
生まれるの、今の感じだったら。
15時とか…それぐらいになりそうだし…」
「いや、その為に…7月から
イベントのスタッフには俺が居なくても
現場が回せるようには、
イベントの流れは、ずっと説明して来てるし。
もう、予定日も目前になってるから
その間は…現場のリーダーを
炭治郎にお願いしてあるから、大丈夫だぞ?
仕事を代わりにしてくれる人間は居ても、
要の父親を俺の、代わりに
してくれる人間は居ないだろう?
それに、奥さんが頑張ってくれてるのに
そんな奥さんを、ひとりにするつもりもないしな」
杏寿郎は前もって
何時そうなってもいい様に
自分が居なくてもイベントが
滞りなく出来るように
スタッフさん達にも説明をしてくれていて
予定日の前後の今は…
炭治郎君に現場の総括の代行を
お願いしてくれていた様で
「うん…ありがとう…杏寿郎…ッ」
「だから、奥さんの側にいるつもりだ。
つもりも何も、そうしたいと思ってる…」
肩と肩を引っ付ける様にして座って
杏寿郎の肩にもたれ掛る
「うん…、じゃあ、
長丁場になりそうだけどさ、
頼りにしてるね?お父さん」
そう言いながら
すりすりと杏寿郎の身体に
自分の頬をすり寄せると
そのままキスをして居て
「もう、またキス…ばっかり…」
何度かキスをしてて
合間にそうみくりが言って来て
「良いだろう?キスしても…。
俺と奥さんとは夫婦なんだしな…。
ここなら…誰かの目を気にしなくていいしな…」
そう杏寿郎が耳元で
囁くようにしてそう言って来て
こんな風に…今から
陣痛が始まるよって時に…