第123章 ついに来た8月… ~前駆陣痛編~ お相手:煉獄杏寿郎現パロ
アプリを起動させて置いて
慌てなくていい様に
持ち歩いていた
産婦人科の陣痛の間隔の測り方とか
連絡するタイミングとか書いてるプリントを用意して
杏寿郎に連絡をって考えたけど
まだ陣痛かどうかも今一つ
経験が無いからこれがそうだって
自分でもいつものとは違うって分かる程度で
痛いと言うよりは違和感に近い感じだったから
間隔が規則的になってるのか
何分間隔なのかを…測る事にして
ベッドの上で次のあの感じが
起こるのを待っていると
ぎゅうううとお腹が収縮するのと
それにリンクする様に骨盤の中に
響く感じが…するのを感じて
また次のその感じが来るのを
待ちながら合間にウトウトとしていて
次のその感じがするまでが
丁度…20分くらい…だったので
この痛み?痛くは無いから
違和感?と違和感の間が10分にならないと
電話も掛けられないし…
その10分間隔になってからも
13時間とかしないと…生まれて来ないから
今は…20分間隔だし…
10分間隔になるまでに…
何時間とか…掛かるとしたら…
単純に…今が8日の0時過ぎだから
仮に15時間って計算したら…
明日の15時頃になるし…
今は…痛みじゃなくて違和感だけど
これが激痛に変わって来て
それに…15時間…耐えるって事?
まだ杏寿郎も起きてる時間だろうし
とりあえず陣痛?らしい感じが
来たかも知れないとLINEをしたら
すぐに折り返しで電話がかかって来て
まだ…陣痛と言うか…
その前の段階なんだろうと思うと言うのは
この今の20分の間隔が
短くなって来て痛みが強くなるなら
そうだろうし…何とも言えないと
自分の正直な意見を伝えたのだが
とりあえず今から来てくれると言うので
もうおじいちゃんとおばあちゃんは
寝てる時間だから 静かに来て貰って
車はガレージの…そうなった時の為に
予め開けてくれてる場所に停めて欲しいと
杏寿郎にはそう…伝えたのだけども
杏寿郎が…こっちに来てくれた頃には…
20分間隔だったのが15分になってたんだけど
私が普通に歩いて
ガレージまで迎えに来たから
「……ッ、奥さんッ。
そのっ、歩いてて大丈夫なのか?」
杏寿郎は驚いていたみたいだけど
「うん…まだ…間隔は15分位だけど、
感じるのも、痛みらしい痛みじゃないから…。
多分最初はそんなに痛くないんだと思うよ?」