第27章 イレギュラールーティーン お相手:煉獄杏寿郎
スルッと手首の拘束の上から
押さえつけていた手を彼が離すと
手の平の方へ伸びて来て
ギュッと片方の手を絡め取られる
「んんっ、ふぅ、
ん゛ーんっ、んはぁ、あ…ん」
指を絡めて手を繋がれたままで
キスをされてそのまま
舌を絡め取られる
勿論中に入ってるそれは
私の事を容赦なく責め立てて来て
でもキスされて
指まで絡まされてしまうと
更に更に 快感が絶頂へと
変えて行く スピードを
加速させるだけでしかなくて
私は彼に唇を塞がれたままで
声にならない絶頂の喘ぎを
彼の口の中に吐き出すしか出来ず
何度も何度も訪れる
絶頂の連続に
目の前が霞んで来て…しまって
頭 真っ白になってる
気持ちいいしかわからない…し
目の前に星が散ったかの様に
チカチカとしてきて
自分の事なのに
どこか遠くへ感じてしまって
あっちもこっちも気持ちいいっ…くて
頭おかしくなっちゃう…よ…っ
「はぁあ、あぁああんんっ、
ぁあ、やぁあああっん」
もう いつイッてるのか…
訳が分からないで
イッて イクのが終わらないのに
またイってしまってるっ…からっ
「こっちも…一緒に使うと…どうだ?」
そう言って中に入っている部分の
バイブレーションのスイッチも入れて来て
振動のパターンをより強い刺激のする物へ
操作して切り替えて行く
ガクガクと身体が震えて来て
自分の中がソレを引き込んでいるから
勝手にズンズンとそれが自分の中で
奥へ奥へと入って来るのが分かる
「はぁ、あ、ぁあ、ふぁっ、んっ
やぁ、んっ、ぁあああああん゛んっ」
そのまま フッと
意識が途切れて 真っ白な世界に
ふわふわとした浮遊感に包まれて
溶け込んでいくような
何だろ…これ ふわふわする…
どこか遠くで 現実なのに
彼が呼んでいる声が
遠く 遠くで聞こえた気がして…
そのまま 白い世界に溶けて行った
ぼんやりとした視界に
赤い天井が見えて
それからハッとする
私 今…一瞬…失神して…た?