第123章 ついに来た8月… ~前駆陣痛編~ お相手:煉獄杏寿郎現パロ
アイスコーヒーを飲みながら
ゆっくりと読みかけのまま放置になっていた
電子書籍の続きを読んで
「賑やかな朝活も良いが、
こんな朝活も…悪くないな」
もぞもぞと寝ていた奥さんが身じろいで
眠そうな顔をしながら起きたので
まだ時間があるから寝て置いて良いぞと
もう一度寝る様に促すと
そのまま体勢を整えてまた眠った様で
こんな風に何もしない休日の午前中も
珍しいんじゃないかと思う程
ゆっくりして過ごしたのだが
ピザーラキャラバンの営業時間に
電話で予約注文をして
奥さんと一緒にネモフィラパークに
毎日行ってるんだが
今日はピザを買いに行って
おじいさんはあまりピザが好きではないらしく
おばあさんが適当に用意すると言ってたので
ピザを数枚購入して家に帰って
お昼は賑やかなピザパーティ―をしたのだが
午後は奥さんが離れの掃除をすると言ってたので
二田の家でしていた様に
分担して離れの部屋とトイレと風呂掃除をして
掃除を終えて 少し休憩してたら
バタバタと賑やかな足音が
こっちに近づいて来るのが聞こえて来て
ガラガラと勢い良く離れの襖が開いて
「煉獄サン、みくりちゃん!!
これっこれ見てッ。父さんが
買ってくれたから、バーベキューしたら
一緒に皆で、これ、しよーぜ!」
特大の花火セットを持った慎司が
嬉しそうにしながらそう言って来て
こっちに大きな花火セットを見せて来る
大きなセットで噴出し花火やら
打ち上げ花火も入ってるから
これだけの量なら良いお値段の
花火セットだろうけど
「打ち上げ花火もあるのか!
だったら、今夜が楽しみだな」
「おばあちゃんが、中条ミートで
バーベキューのお肉買って来るってさ!」
この辺りでは盆やら正月の
親類が集まる時には
中条ミートのお肉で焼き肉や
バーベキューをすると言うのが定番らしく
自家製のバーベキューのタレもあるそうだ
「そうだ、奥さん。
バーベキューするんだったら。
持留さんの所の尺山女魚を
売って貰う事は出来ないか?
こっちのご家族にも、アクアパッツァを
振舞いたいと思うんだが、どうだろう?」
「持留のおっちゃんに聞いてみるね、
多分今なら、ランチの忙しい時間も
過ぎてる頃だし、すぐ捌いてやるから
家まで取りに来いって言ってくれると思うよ…」
電話してみるねと言って
奥さんが電話をしてくれて