第123章 ついに来た8月… ~前駆陣痛編~ お相手:煉獄杏寿郎現パロ
その夜は…
前駆陣痛みたいなのがあったから
夜に寝てる時に陣痛が来たらどうしようって
そんな…心配をしてベッドに入ったけど
私の無駄な心配に終わって
杏寿郎が隣に居てくれる
安心感からか…すぐに眠気が来て
知らない内に眠ってしまって居て
杏寿郎が設定していた
部屋の温度が肌寒くて
次に目を醒ました時には
2023年の8月6日を迎えていた
まだ…真夜中の時間だったから
もぞもぞとキルトケットを被って
杏寿郎の隣に移動すると
コツンと自分の頭の先を
杏寿郎の頭に引っ付けて
そのまま…もう一度寝る事にした
ーーー
ーー
ー
2023年8月6日
朝食を済ませる前に
洗面をして身支度を整えて
暑くなって気温が上がる前に
水分補給だけして家を出て
田舎で誰も殆ど
歩いてない時間なのを良い事に
杏寿郎と手を繋いで
近所で朝の散歩を楽しむと
杏寿郎と一緒に朝ご飯を食べて
後片付けを済ませて離れに戻った
今日の夜は…杏寿郎も居るから
家のガレージでバーベキューにするからと
おばあちゃんが言ってたから
今日の夜はバーベキューみたいだけど
「そう言えば…、奥さん。
やっぱり、胎動は減った感じがするのか?」
買った 妊娠と出産の本には
お産が近付くと胎動を感じにくくなると
そんな感じの事が…書いてあったのだが
「うーん、それがね、残念な事に
割と…あるけどね…、胎動…。
でも…もう、6日だもんね…。
前期破水したら、即入院らしけどね。
陣痛が来てても来てなくても」
「さて…、奥さん。
今日は…どうする?出かけたいなら
それこそ、今日が最後になって
しばらくできないかも知れないし、
どこかに行きたいか?」
「先月から、ずっと…杏寿郎も
あれこれと忙しくしてるんだから。
旦那さんに何かあったら、
それこそ私だって、
杏寿郎が心配で、おちおちお産どころじゃ
無くなっちゃうかも知れないでしょ?
今日は、折角の何も予定の無い
日曜なんだしさ、旦那さんもさ
一緒にゆっくりして過ごそうよ」
この夏…は…自分が担当してる
イベントが多くて…忙しかったのは
ずっと忙しい感じだったのだが
俺が…体調を崩してしまったら
奥さんがお産に集中出来ないと
そう言われてしまって
それはごもっともなので
一緒に2人で…何もしないで
今日はのんびりとして過ごす事にした