第123章 ついに来た8月… ~前駆陣痛編~ お相手:煉獄杏寿郎現パロ
ちょっと…聞いただけでも
なんか痛そうな感じに聞こえるが…
それって人為的に…
おしるしが出るのと同じ状態に
してるって事…だって気が付いたんだけど
子宮の壁から卵膜を引き剥がす時に
指をぐるっと回転させながら
引き剥がして行くから…
妊婦さんには中をグリグリされてる
感覚がするのだそうで…
その事から…そんな呼ばれ方をしてるらしいけど
私がされたのは…まだ子宮口は
開いてないと言われたのだったら
指が入れれないから普通の内診だよと
その子に言われてしまったのだが
自分が内診グリグリをされた訳じゃないのに
どうにもその話を聞いてるだけで
自分のお股の奥が痛くなる感じがして
思わず 股の辺りを押さえてしまってたのだけど
ついでに…これがおしるしなのかと
その子に聞いてみたけど
内診の刺激での出血かも知れないから
この後に陣痛が来たらそうだろうね~みたいな
そんな感じの返事だったんだけども
「奥さん、ケーキでも買いに行くか?」
「え?でも…ッ、ケーキなんて食べちゃったら…」
体重が…結構…良いペースで増えてて
妊娠前の体重から+8キロの
その範囲の中にはいるけど
増え方のペースがこっち来てから
早くなってるから 赤ちゃんが下がって
食欲出るけど食べ過ぎないでねと…
健診でも言われちゃってて
割と…外食も…しちゃってるのに…
「今の感じだったら、
今日の健診が最後かも知れないだろ?
だったら、甘い物も食べても良くないか?」
確かに…予定日は9日だから
次の健診にはもう行かないで
次に行く時はお産の時になるだろうけど
「そのケーキ食べて…頑張れって事?」
「まぁ、世話になってる
片山の家の皆さんにもって事にしたら
奥さんも罪悪感を感じないで
皆と、一緒ならケーキ食べれないか?」
「でもっ、今は制限するけどッ
陣痛が来たら、好きな物食べていいよって。
陣痛が始まったばっかりは余裕あるけど、
時間が短くなって、痛みが強くなると
ご飯食べれない人が殆どだからって」
「他にも…食べたい物あるか?」
「ミスドのドーナッツ食べたいな~」
「中条市にあるのか?ミスド」
奥さんが言うには
昔は中条市にもミスドはあったらしいが
今は隣の市に行かないと販売店は無いらしく
その日は急遽…買い物に行く事にして
ケーキとドーナッツを購入して