第123章 ついに来た8月… ~前駆陣痛編~ お相手:煉獄杏寿郎現パロ
こっちのお腹にへばりついてる
杏寿郎の頭をよしよししながら
そう杏寿郎に尋ねると
「今度は…、奥さんを補給したいんだが…?」
これは…私も一緒に
チャージしてるんじゃないのって
そう思って居たら…杏寿郎に
深い方のキスをされてしまって
「んんっ…、んっ、…杏寿郎ッ…
ここ…お家の…玄関ッ…」
「キスだけ…なら…、問題ないだろう?」
結局…こっちが腰に来るまで
キスをされてしまって
「んっ…やぁ、ん…ンッ」
「……みくり、
大丈夫か…?張り切り過ぎてしまったか?」
崩れそうになってた身体を
杏寿郎に支えられて
そのまま玄関の段差の所に
導かれて座らされてしまったのだが
「じゃあ、俺は午後も…行って来るからな。
また、夜のいつもの時間に電話する」
旦那さんはそう言い残して
満足そうに機嫌よく帰って行ったが
私は…玄関の上り口の
段差になっている部分に座っていて
しばらくここから動けそうにないのだが…
旦那さんは不機嫌じゃなくなってたけど
これは…良かった…のか??
「杏寿郎の、馬鹿ぁ~ッ」
そう座ったままで悔やみ事を漏らすぐらいしか
私には出来なかったんだけど
しばらく…玄関で…辰巳君が育てている
ピンポンパールが水槽の中で
不器用な感じに泳いでいるのだが
友達のお姉ちゃんが飼ってるのが
産卵したのを貰ったとからしくて
金魚って家で繁殖するんだな…と
思いながら眺めていたのだが
下に降りて来た辰巳に
それを見つかってしまって
座って金魚を眺めていたと
咄嗟に嘘をついてしまったのだけども
私の分のお茶も
辰巳が台所から取って来てくれて
一緒にお茶を飲みながら
泳いでるピンポンパールを眺めて
しばらく話をしていて
もうその頃には…動けるようになってたので
辰巳にお茶のお礼を言って
片付けはして置くからと言って
空のグラスを2つ持って台所へと向かった
グラスを洗ってふきんで拭いて
食器棚に戻して離れに戻ると
適当に…離れの部屋の掃除を済ませて
ちょっとだけ…横になろうかなって思って
スマートフォンの見ると
杏寿郎からLINEが来ていて
ひまわり畑を背景にした自撮りだったんだけど
旦那さんにひまわりはピッタリだなと
そんな風に思いながら
画像を眺めていたのだが
ひまわりのスタンプを返事の代りに送って
ちょっと休む事にした