第123章 ついに来た8月… ~前駆陣痛編~ お相手:煉獄杏寿郎現パロ
真希ちゃんとは…
こっちに里帰りして来たら
一緒にランチしようねって言われてて
こっちに私が産前休暇に入って
戻って来てから何度か一緒に
ランチをしに行ったんだけど
「真希ちゃぁあぁん、
もう…8月なんだよ?予定日9日だよ?
今日はさ、2日なんだよ?
もう生まれちゃうじゃん。ヤバくない?」
注文したハンバーグとオムライスの
ワンプレーとランチが届くまでの間
目の前に座っている真希に
みくりが予定日が近付いている
妊婦ならではの不安を訴えていると
「そうは言うけどね?みくり。
今夜にでも陣痛が来て、
明日生まれてるかもなんだよ?」
「でも、産まれたら戻せないんだよ?」
「けど、産まれたら抱っこできるよ?
赤ちゃん、抱っこしたくないの?」
赤ちゃん 抱っこ…
赤ちゃんを…抱っこ…する…
「抱っこ…して…いいの?」
「いや、…アンタの子供なんだから
していいに決まってるでしょうが」
「そっか…、今度は
赤ちゃん、抱っこ…できるんだ…」
「…みくり?…」
「ああ、ごめん。何でもない。
あ~、お腹空いちゃったなぁ~」
あの時の…私がしたいと思っても
赤ちゃんにしてあげられなかった事
一緒に… 生まれて来る 要くんに
いっぱいしてあげたいなってそう思う
真希ちゃんとランチをしてから
家に戻ると
おばあちゃんに明日作る
アイスキャンディーの型で作る
カラフルな石鹸の作り方を教えて貰って
言葉で説明するよりも
実際にしたら分かるからと
いそいそとキッチンに
アイスキャンディー石鹸の
材料をおばあちゃんが用意し始めて
作り方の指導をするから
明日の材料の石鹸を
一緒に刻む手伝いをする様に言われて
材料になる透明のグリセリンソープを
おばあちゃんと一緒に刻むと
カットした石鹸を小分けにして
紙コップに入れて
それをレンジでチンをして
石鹸をトロトロなる様に溶かすと
着色料を使って適当に色を付けると
この段階で好きなアロマオイルで
石鹸に香りをつける事ができるのだそうだ
後は色を付けた石鹸が
少し冷えて来た頃に
アイスキャンディーの型に
お好みの色味になる様に
流し込んではちょっと冷やして固めて
更に色を重ねてを繰り返して
アイスキャンディーの棒を挿して
後は冷やして固まった物を
型から取り出せば 完成だ