第123章 ついに来た8月… ~前駆陣痛編~ お相手:煉獄杏寿郎現パロ
「そうか、奥さんは、
松代さんと…ランチしに行くんだな。
なぁ、奥さん…、その…明日は…」
こっちのイベントに顔を出しに来るかと
そう聞こうとして…明日は…
なんの…イベントをする日…だったか…と
杏寿郎は思い返して居たのだが
「明日はアイスキャンディーの
形の石鹸が作れる日だったよね?
明日も来るよ…、うちのおばあちゃんが
明日は近所の奥さん達と一緒に
講師する方だからね。私は付きそい」
10分程度…の時間だったが
奥さんと話が出来て…
俺は正しく 早起きは三文の得だったのだが
その日の朝活イベントが終了して
ステージはそのまままた明日も使うので
竹トンボ教室の片付けをしてから
スタッフとミーティングをして
ネモフィラパークを後にした
明日の朝も奥さんに会えると
そう思って喜んで居たのだが…
戻ってから不死川から
明日は…朝活イベントに…
地元のイベントを体験すると称して
シェアハウスの面々も参加をするらしく
撮影をするのに
シェアハウスの面々だけで
テーブルを一つ用意して欲しいと
不死川に言われてしまったので
テーブルの余分があるが…
講師役の人数は決まってると言うと
不死川から奥さんにもう直接
石鹸作りを教えられる様になっておいてくれと
もうLINEで依頼してあると言うので
「不死川、奥さんっと、みくりは
その話、いいって言ったのか?」
「じゃあ、おばあちゃんに
作り方聞いて暗記しときますって
普通にLINEが返って来たぜェ」
もう奥さんも…撮影され慣れしてて
不死川の急な要望にも…
何も違和感も憶えなかったんだろうな
その後は…予定通りに
先輩移住者の元を訪れて
野菜の収穫体験をして
シェアハウスのキッチンで
わいわいとしながら…カレーを作ったのだが…
出来上がったカレーを
ウッドデッキで食べながら
他の入居者達と歓談して過ごして居ても
皆で収穫した新鮮な野菜で作った
夏野菜がゴロゴロしたカレーは
確かに美味かったには美味かったんだが
奥さんが作ったカレーの方が
これの 3倍は旨いなと…
思ってしまっている自分が居て
奥さんは…今頃…松代さんと…
市内のどこかでランチをしてるんだろうな…
だなんて…そんな事を考えながら
杏寿郎は雲一つない夏空を見上げていた
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