• テキストサイズ

ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第122章 2人で見上げた夏の夜空は… お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



食べさせて欲しいと
そう杏寿郎が言って来て
ゴロゴロと私の隣で
寝転がって寛いでいる
杏寿郎の口にベビーカステラを
入れる仕事を任命されてしまって

それをしないと ベビーカステラを
食べる権利は頂け無さそうだったので
私はベビーカステラを自分が食べる合間に
杏寿郎の口に供給する係をしていたのだが

「美味いんだがな、ベビーカステラ。
食ってる内に、喉がな…乾くよな…」

「でも…、こんなに…
ゆっくり…しながら
花火…観させて貰っていいのかな?」

あっちの会場の混雑具合は
こっちに移動する時にも見て来てるから
こんな特別観覧席を用意して貰って
良かったのかなって思って居ると

「俺は…、成瀬さんからの”お願い”を
ちゃんとした形にさせて貰ったんだからな。
この程度の、細やかな”お願い”なんて
俺からすれば可愛い物だと思うがな?」

よしよしと そう言って来る
杏寿郎の頭をみくりが撫でて

「旦那さんは、良く頑張りましたで賞だね」

「よしよしだけか?俺としては…」

「そう言うと思ったし…、
ちゃんとご褒美のキスもあるよ?」

「そうか…、なら、…今貰ってもいいか?
どうせ、ここは俺と奥さんだけだからな」

ここは関係者専用の
一般客の立ち入り禁止エリアで
祭りの間はスタッフも業者の人も
出入りをしたりはしないから
私と杏寿郎の貸し切り状態なのだが

ちゅぅ…と 杏寿郎の額や頬にキスをして
そこだけかと言う顔をして居たので
そのまま唇にキスをすると
下から伸びて来た手に
後頭部を固定されてしまって

口の中を隅々まで…
その熱い舌に舐め尽くされる様な
そんな…熱いキスをされてしまう

「んんっ、ふ…っ、ん…ッ」


ヒュ―ーウゥウウウッ…

ドォ―――――ンっと

花火が打ち上げられる音がして

中条市でもコロナの影響で4年ぶりとなる

打ち上げ花火の打ち上げが開始したのだが

「杏寿郎!見てみてっ!
花火ッ、始まったよ!!」

「ああ、始まったな…。
こうして夏に打ち上げ花火を観てると、
戻って来た…って感じがするな…」

コロナの影響で各地の花火大会は
開催を中止して
ゲリラ花火とかって
開催場所も日時も内緒の
シークレット花火大会とかは…
偶にテレビでやってたのを観たけど

こうして…夏の夜空に咲き誇る
大輪の花火と花火の競演を見ていると

/ 4730ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp